「釣られた記憶は遺伝子に刻まれる！」
私とよくお話しをさせていただくお客様には
聞いた事があるフレーズと思います。
もちろん、ほんと～？と思う方もいるでしょう(笑)
ですが、最近の研究の中に
私が提唱してきたものを
裏付けてくれるようなものがあり、
この内容が非常に納得出来るものでした。
その内容について、少しだけ紹介させていただきます。
まず、この実験はマウスで行われたのですが、
マウスにアセトフェノンという
桜の花びらの香りを嗅がせます。
その直後、電流をビリッと流すようにします。
これを何度か繰り返すと、
アセトフェノンの匂いがすると
痛い目に遇うというのを記憶していて
身をすくめるようになる。
これを条件づけや条件反射というのですが、
本来関係のない二つが、条件づけによって
関係があることをマウスが学習させられました。
ここまでは、なんとなくでもご存知ではないかと思います。
ここからが、時空を超える話(笑)
この条件づけをされた子孫について
子や孫についても同じ実験を行ったところ
より敏感に条件づけをするようになった。
ずっと低い濃度のアセトフェノンでも
反応するようになったということで、
薄いサクラの香りで怯えるようになったらしい。
親の代では、サクラの香りが危険回避の
重要な手がかりになるということだったものが、
子孫は、より鋭敏に反応が出来れば、
より有利に危険を回避し
生き残るチャンスが増えるということで
ある意味、自然なことであり
遺伝子を残していく上では重要な機能と思える。
この結果に留まらず、
例えば、恐怖体験の遺伝として
学習が無いのに、暗闇が怖いとか
ヘビが危険だとかいうことを
生まれながらに持っているので
そもそも、記憶は遺伝している。
ということも言われているようです。
「釣られた記憶は遺伝子に刻まれる！」
どうやら、
ありそうな話ではないですか？(笑)