皆さん、こんにちは。
いつも本当にありがとう。
大昔の話。
1970年代末、僕が大学にはいったころは、多分、国際勝共連合(統一協会、現・世界平和統一家庭連合)の活動の最盛期だった。
統一協会は、主要大学に原理研究会(原理研)という聖書サークルを組織して、熱心に学生を勧誘していた。
参加すると、しばしば洗脳されてしまい、僕も何度か新宿西口あたりで必死になって高額な壺を売っている大学生の姿を目撃した。
入学直後から学内はいつも騒然としていた。
原理研のメンバーと「反原理共闘」に共鳴する学生が連日のようにあちこちで小競り合いをくりかえしていた。
5月か6月ごろ、ひょんなことから、僕は学園祭の委員長になった。
おそらく同時期に代議員大会が開かれ、そこで学園祭から原理研を排除する提案が可決された
この日を境に平穏な日常は過ぎ去り、常に砲撃される日々が始まることになる。
まずは大量のビラ。
それは「野島委員長の思想弾圧と断固闘う」というもので、少しずつ内容を変えながら、学園祭終了までの間に、学内で数十万枚はまかれたかなあと思う。
そのビラには三人の似顔絵があり、僕はヒトラーとスターリンを両脇において、なんと肩を組んでいた
仕方なく「歴史上の人物と並べられるなんて名誉なことだ」と考えることにした。
次は直接の抗議。
学生会館(学館)の一室に、回数は覚えていないけれど、監禁された
数時間罵倒されるのはなかなか苦痛で、その真剣すぎる顔つきは長く記憶に残った。
仕方なく「トイレが我慢できないんだ」といって逃げることにした。
相手も疲れていたのだろう。
追いかけてはこなかった。
当時、原理研は武闘派の育成にも熱心だった。
確か、正道術部とか射撃同好会なんていうサークルがあった。
たまに、そこに所属するお兄さんたちもやってきた。
ヒョイと身体をもちあげられ、学館のトイレに連れこまれる。
便器に顔を突っこまれて、まもなくすると、これでもくらえという勢いで水が流れてきた
とっても無様な格好だった気がする。
仕方なく「今日は銭湯代が節約できる」と思いこむことにした。
そんなこんなで授業には出られなかった。
語学はもとより、体育の単位さえ取得できなかった。
ある時、学生担当の役職に当時就いていた西部邁(すすむ)先生に、「怪我はないかい」と声をかけられた。
先生もまだ若かったはずだが、それは「地獄に仏」のような表情にみえた。
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