問68 標準レベル

 

江戸時代に流罪に処された人物について述べた文として正しいものを、次ののうちから一つ選べ。

 

 妙心寺住持の沢庵は、紫衣事件で幕府に抗議したために伊豆大島へ流罪とされたが、のち許されて東海寺を創建した。

 

 風俗画家の英一蝶は、遊興がすぎるととがめられて三宅島に流されたが、のち許されて江戸に戻り、ふたたび画家として活躍した。

 

 兵学者の山県大弐は、江戸で尊王論を説き、幕政の腐敗を追及したため、宝暦事件で八丈島に流刑となった。

 

 医師で蘭学者の高野長英は、幕府の対外政策を批判したため、蛮社の獄で小笠原に流罪となり、一度は脱走に成功したが、のちに自刃した。

 

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