突然ですが、私趣味の一つに”ソロキャンプ”というのがあります。
キャンプ場やテント泊が可能な場所で、焚き火をして自炊しテントで一晩過ごすというものです。
そのうち子供と一緒に行きたい所ですが、まだ小さいので・・・。
テントの設営。
火のおこし方。
飯ごうの使い方。
全くの初心者でしたが色々新しい事に挑戦するというのは楽しい時間でもあります。
焚き火を見ているとなぜか落ち着きます。
本日のお話は「抜けてしまいそうな歯を残す」と言うことについてです。
瀕死の状態の歯をなんとか残して欲しいという願いで当院を訪れる方がいらっしゃいます。
瀕死の具合も内容も様々です。
様々な知識や技術を用いて歯を残す努力をしていくわけです。

この方は初診当初26歳の女性の方です。
一見歯周病かと思うような年齢に似合わない歯肉の状態が目にとまります。
お話をお伺いすると、子供の頃に某大学の矯正科で治療をうけてこのような状態になったということでした。

大学では下あごの骨をこのような感じに切断し再びつながるのを待ってから矯正治療に望んだとのことでした。
骨切りの際には残念ながら、下あごの大きな神経を損傷し下唇の感覚が今も無いそうです。
受け口の度合いが大きく歯が並ぶスペースが無いから、骨切り術をして受け口を治したはずなのに・・・
下あごの受け気味はまだのこっていて、矯正治療で20代にして歯の間の歯肉が大きく失われてしまいました。
矯正治療は大学病院で行ってもこんなことが起こる事があります。
全てずさんな治療が行われていると言いたいわけでは無いのですが、症例によっては出来ない事柄もあるのです。
当院でのこの方のご要望はメンテナンス。これ以上歯が悪くなる事を防ぎたいというご要望です。
当院で行った事は、徹底したセルフケアとプロケアによる炎症のコントロールです。

まず前歯のこの部分。
矯正治療が原因で歯の植わっている骨よりも外側に位置させてしまっています。
その為に歯根の尖端まで出てしまっています。
しかし歯周病でこのようになってしまった症例とは違います。
そのためまだ歯を残す事ができる希望が持てます。

奥歯の歯の間もこのように歯間乳頭が無くなってしまっています。

歯間乳頭はこの部分ですね。
前々回に間違って歯間乳頭を歯間ブラシで無くしてしまった方とは訳が違います。
こうなってしまっては通常は2度と元にはもどりませんが・・・。

炎症のコントロールというのは炎症を全くなくすわけではありません。
腫れさせてしまうわけでもありません。
微妙なさじ加減で歯の間の歯肉を「育てて」あげることをさします。
歯周病で失ってしまってかたや、歯肉の性質によっては上手くいかな場合もあります。
この方は初診からメンテナンスの間5年間かかりましたが、歯の間の歯肉が埋まってくれました。

前歯の歯の先端まで出てしまっている所はどうなったか・・・?
10年後もまだ生き残っています。
赤いのは歯ブラシの練習時の染め出し液で出血ではありません。
根の先端まで骨が無くなってしまったとしても、やり方次第では残せることがあります。
何事も諦めないことが大事です。
当院では歯科用顕微鏡をを用いた精密歯科治療を専門に行っております。
一度治した歯が腫れを繰り返す。
詰めものがよくはずれる等お困りの方は是非御連絡下さい。
野地デンタルクリニック
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当ブログへの掲載は患者さん御本人から承諾を得ております。
治療は必ず「診断」があり、行われるものである為、この症例と同様の効果をお求めになっても全く同じ治療法を行うとは限りません。
ご了承ください。