歯を削らないのが良い歯医者⁉︎⁉︎
こんにちは。 歯を残す生涯のかかりつけ医 野地美千代です。
歯科医師17年、開業13年のキャリアから、歯の健康維持に役立つことをお伝えしております。
患者さんのご要望の1つに、「出来るだけ削らないで」というものがあります。
これは、歯の長持ちの観点からいうと、半分合っていて、半分間違いです
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むし歯がごく初期の段階では、歯を削らずに再石灰化を目指したり、必要最小限の侵襲で歯の治療をすることはとても大事です。
しかし、歯の神経を失うようなむし歯や、歯を失った部分のある噛み合わせの場合は、当てはまらなくなってまいります。
神経の無い歯は割れやすく、それを防ぐ形にかぶせものを入れる配慮が必要です。
また、歯の欠損を含む歯列では、残存歯の配置のバランスが、予後に大きく影響いたします。
治療の仕方は、「木を見て森を見ず」、にならないよう、個々に合わせた対応が必要です
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今日もお読みくださり、ありがとうございました。