診断のための治療期間
こんにちは。
歯を残す生涯のかかりつけ医 野地美千代です。
歯科医15年、神田小川町に開業12年のキャリアから、お子様をむし歯にしないお母さまのためのブログを書いております。
治療を受けていたが中断してしまった、という状況の歯は、治療前よりも悪化していることがございます。
特に、根の治療に入った歯を、放置してしまい、見るも無惨な状態になってしまった歯は、助けたくても助からないこともあります。
難しい状況の歯は特に、診断用のプロビジョナルレストレーション(診断用の仮の歯)を用いて、必要な治療を進めながら、咬ませて機能させるステップが欠かせません。
咬合力に耐えうるか、外れ易さはどうか、
など、検証いたします。
いずれにしても、悪化させてからの治療は、患者さんだけでなく、術者にとっても、悩ましいことがございます。
早期発見、早期治療が出来るように、歯で困る症状の無い時から、きちんと定期検診に通ってくださいね。
歯で悩まされている患者さん達にお会いするたびに、子供の頃の食生活や歯磨きの習慣が、とても大事だなぁと切に思います。
治したところからまた悪くなって、、というパターンや、日頃のケアを疎かにしたために、さまざまな歯のトラブルが引き起こされているパターンなど。
長い年月に培った結果なのですね。
お子さまが小さい時は、親がコントロールしてあげられる時期です。
そこでしっかりとした習慣を身につけさせ、羽ばたかせてあげてくださいね。
今日もお読みくださり、ありがとうございました。
食べる楽しみを長く味わえますように
。
