4月14日(日)晴れ

 

■ドローンの導入

 4年前から、ドローンの導入を検討。まず飛行免許の取得を行うこととし、社員2名にドローンの操縦講習会を、1年に1人ずつ受けてもらってきている。これまでは、一番熱い真夏に、ラジコン動力噴霧器をトラックに搭載し、ホースリールから長いホースを引き出し手動散布(鉄砲散布ノズル)してきている。防除は、4人から5人で行ってもらってきている。

 

 ドローンの導入に当たり、①費用対効果、②価格の妥当性と資金繰り、③6年間しか使えない(更新必要)ことなどを検討した。費用対効果ということでは、ドローンが圧倒的に高くつくこと、②6年間しか使えないので、トラクターや田植機とは大きく違うことなどから導入にはなかなか踏み切れないでいた。

 

≪ドローンの操縦講習-1≫

 

 地域の農業の未来のために、中山間地域直接支払(深谷集落協定)を活用することで活路を開かせていただくこととした。中山間地域直接支払が第5期に入り、中山間地のエリアが広がり助成金が大きくなった。そこで、地域の農家が活用できる農機具の導入を行うことにさせていただいた。水稲の田植が慣行の田植から直播に置き換わりつつあり、その一方で、ドローンの需要が高まっている。深谷エリアの農家からのオーダーがあれば、①V溝乾田直播作業や、②ドローン防除作業を請け負うことにしている。

 

 中山間地域直接支払(深谷集落協定)を活用し、過去から導入してきた農機具は、①畦塗機アタッチメント1台、②草刈り機(スパイダーモア)法面対応草刈り機3台、③田面ライダー(溝切り機)1台、④令和4年度V溝乾田直播アタッチメント1台、そして⑤令和5年度ドローン(T-10タイプ)1台の導入となった。⑥令和6年度は、重機バックホー本体、草刈りアタッチメント一式の導入を計画している。深谷自治会の草刈り作業をカバーできることに価値があるものと考えています。

 

≪現地でドローンの操縦講習-2≫