2月8日(木)くもり

 

■担い手育成農地整備研修会

 昨日の午後2時より魚津市の「新川文化ホール」を会場に、令和5年度「担い手育成農地整備研修会」が開催され、杉原土改から筆者(事務局長)と職員の2名が参加した。農地の整備をしていかないと、農業の効率化は出来ないし、担い手も活躍できないし。農地整備手法は進化していく。それらを学び地域農業のために生かしていかなければならない。

 

≪新川文化ホールに到着≫

 

 土地改良区の存在意義は、①農業の継続のため「農業基盤整備事業」を行うこと、②人生100年時代といっても農業に従事できるのは75歳が大きな壁になる。「後継者育成」は、農業の経営継続のために必要不可欠である。③日本の食料危機の足音はすぐそこまで来ている。「農業インフラ整備」と「農業経営の強化」が必要不可欠である。④農業の大切さの啓蒙と、担い手の育成の手助けも土地改良区の大切な役割である。

 

≪会場入り口看板≫

 

 今回の研修会は、県市町村職員、土地改良区役職員、農業従事者など約240名が参加。せっかく県内全域から参加する研修会なので研修時間2時間は短か過ぎると感じた。研修内容は今の時代に、とても大切なものだっただけに、3時間以上は必要だったのではないかと感じたのは私一人ではないはずである。

 

 

≪主催者 斎藤高志会長 挨拶≫

 

 特に、「園芸作物導入による集落営農の発展 -事例に学ぶー」 講師:富山大学名誉教授 酒井富夫氏の講演が、50分では講師も講演時間不足の感は否めず、質疑応答の時間が取れなかったので残念だった。質問等は「Eメール」で受け付けるということだが、出来れば研修会場で多くの人が「質疑応答」を聞き学べた方が意義深いと感じた次第である。

 

≪富山大学名誉教授 酒井富夫氏の講演≫

 

 今回の研修会は、今「集落営農等」が直面している喫緊の課題に一石を投ずる内容であった。令和6年度に、それぞれの集落営農組織や農業法人等が複合農業(園芸作物導入)にハンドルを切り、真剣に担い手の雇用拡大を考えないと、それぞれの集落営農組織等の未来は厳しくなるばかりである。筆者はその危機感を肌で感じたので、令和6年度の農業法人の経営に生かしていきたいと心に刻んだ。 

 

≪船川新地区の歴史的かつ先進的な取組み事例報告≫