紅色道楽 -21ページ目

ホステル2

☆あらすじ

ベス、ホイットニー、ローラは、偶然出会った美しいモデルに誘われ

スロバキアの怪しいホステルへ。

そのホステルのある村ではちょうど祭りの真っ最中。

村の青年に誘われたりしてホイットニーとローラはすっかり調子に乗ってしまう。

唯一の常識人ベスは二人を危険から守ろうとするが、

結局二人と同様に「殺人クラブ」の獲物となってしまい・・・?


かなりスプラッタ要素が強いホラーです。

ローラの惨殺シーンは思わず目をつぶってしまったくらい凄惨。

比較するのもどうかと思うのですが、チャイルド・プレイなどでは

直接人が死んだシーンが長々映されることはないのですが

今作は、「殺人クラブ」の人間と狩られる側とその過程の話なので

殺人シーンとそれに至るまでのストーリーがメインになっています。

怖いというよりも気持ち悪いという感情が勝る人が多いのではないでしょうか


主人公以外の女性は、貞操観念が薄い軽薄な女として描かれているので

人によっては「ほいほいついていくからだ!」とすっきりするのかもしれませんが

それにしても余りにも酷くて、自分がスプラッタ嫌いなのを再確認しました。


一方で、おどろおどろしい村の祭の様子や

序盤のチンピラに絡まれるシーン

こどもにボコボコに殴られるシーン

等、トラウマになるような、いかにも怖そうな世界観作りは素晴らしく良くできていて

セットの様子や、表現の仕方を見るだけで面白みを感じることができます。


さらに、終盤の連続するどんでん返しには度肝を抜かれました。

まさに読めない展開。

それがなければただの雰囲気怖くてグロい映画という評価になっていたと思うのですが

案外凝ったストーリーで満足感たっぷりです。


とりあえず、この映画を見たらスロバキアに行きたくなくなることこの上ありません(笑)