紅色道楽 -18ページ目

GOSICK-ゴシック-シリーズ通しての感想

やっと完結したので記念に。


正直言って、シリーズ通して推理ものとしては甘々だったり

妙な能力は出てきたり、アニメは肝心な部分をわかってなかったりで

文句を付けたい部分はたくさんあります。


でも原作はこれでいい!と私は思うのです。

なぜなら久しぶりにヒットした単独ヒロインと主人公のイチャイチャものだから。


私はヴィクトリカちゃんより久城くんの方が好きです

なんとなく従者キャラみたいなのが昔からタイプで(GPMのあっちゃんとか)

ヒロインもそれに対してまんざらじゃないって関係が大好物なのです。

ヴィクトリカちゃんは今だからこそ、大雑把にツンデレに分類されちゃいますが

比率的には

ツン:デレデレデレデレデレデレデレデレデレ

こんなもん。

これは最早ツンデレとは言いません。

ただの素直じゃない女の子なのです。

ツンデレだとヒロインが自分の気持を隠すために主人公に意地悪したりしますが

私くらいの微妙な歳になると「そんなんやってたら、普通に嫌われるからwww」と

余裕を持って見れなくなってしまうので(歳の問題か?)ツンデレキャラはあまり好きになれません

でもヴィクトリカちゃんの場合は意地悪も愛情表現なのでいいのです。

久城くんもそれをちゃんとわかってるからね!



あと久城くんのいい所は、アブリルを邪険にすることこの上なく

最近のモテモテハーレム型主人公と一線を画している部分です。

常々、『小説やアニメではヒロイン一人しか選べないのに

ハーレムなんて糞設定だ』と断じている私にとって


主人公&ヒロイン


THE☆運命の恋!


みたいな設定はとっっっても落ち着きます。


特に最終巻の

ヴィクトリカちゃんの姿にはうるっときました。

というか、泣きました。


桜庭一樹先生はまたぜひ少年少女がいちゃいちゃする作品を書いて欲しいですね

普段の耽美ーな作風も好きだけどww

GOSICK―ゴシック (富士見ミステリー文庫)/桜庭 一樹
¥630
Amazon.co.jp