リバプール国立美術館所蔵 英国の夢 ラファエル前派展 その2 | でんちゅーでござる〜!

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リバプール国立美術館所蔵 英国の夢 ラファエル前派展の記事まだ続きます!

リバプールなんてそうそう行く機会ないですからこの展覧会の絵は見ておいて良かったですぞ!波平


ラファエル前派といえば、

オフィーリアで有名なジョン・エヴァレット・ミレイですねニコニコ

まずはミレイを中心に絵の紹介をしていきたいと思います!



『いにしえの夢─浅瀬を渡るイサンブラス卿』

「解説より」この絵にはトム・テイラーの詩が添えられ、頼もしい老騎士がどのようにして2人の子どもを馬に乗せたかということが記されているのですが、それ以上の解説はなく、他の一切は観る者の自由な想像に任されています。とあります。


そういうの大好き! ←美術館のオーディオガイド使わない派ですので(^_^;)

老騎士が子供を守るって物語ってだけで、オラわくわくすっぞ!

こういう絵はじっくり観察して自分の中で想像を膨らませるのが楽しい見方ですね。




『ソルウェーの殉教者』

「解説より」18歳の少女がルウェー湾の海岸で、杭に身体を縛りつけられ、徐々に満ちてくる潮に飲み込ませるという死刑を受けたという史実をもとにした作品。

何というかこの作品は、服装が現代風とあってテロを想像してしまいました。

悲しみ溢れる表情なのですが、彼女からは生きることを諦めたくないという生命力のようなものを感じました・・・。




『良い決心』

何か決心した表情を読み取れますが、本に指を指しているのが気になりました。

「解説より」ある時代のある地域での慣習を元にしているそうです。
本を見ないでページをめくり、さっと指を差し入れてその部分に書いてある文章に従った行動を取るんだそうです。

今でいう占いですね(・∀・)

何の決心をしたんでしょうか?にひひ




『ブラック・ブランズウィッカーズの兵士』

「解説より」ブラック・ブランズウィッカーズは、ナポレオン軍と戦ったプロイセン王国の陸軍部隊。ワーテルローの戦いの前哨戦となるカトル・ブラの戦い前夜、ひとりの兵士とその恋人との別れの情景を描いたものとのこと。
女性の左腕についている赤いリボンは、この先、黒いリボン(喪章)に換わるかもしれないことを暗示し、背後の壁にあるジャック=ルイ・ダヴィッド作「アルプスを越えるナポレオン」の複製版画は、これから男性が対ナポレオンの戦地に赴くことを暗示しているそうです。

この絵の見所は、何と言っても服の質感!!

男性の軍服と女性のドレスの質感が尋常でないくらいリアルでしたぜ(ノ゚ο゚)ノ