おはようございます!のいです。

 

今日は、武田晃さん著「武田隊長の一流吹奏楽団の作り方」です。

 

著者は陸上自衛隊中央音楽隊の第13代隊長です。

 

2014年のニコニコ超会議に出演して爆発的に知名度が上がりました。

 

演奏後の著者のお話によると、中央音楽隊の出動は国家的行事に限られるとのことです。

 

このときは前日に来日したオバマ米大統領(当時)の歓迎式典で演奏し、

次の日に「国家的行事」であるニコ超に来たのだとか。

 

 

ニコ超、国家的行事になったのか。

 

 

ほんと、どうしてこうなった?笑

 

 

その後3年連続で出演され、アニソン分野へ進出し始めていた歌手・小林幸子さんとの

対談・共演も話題を呼びました。

 

当時一等陸佐、在任中はアメリカで権威ある吹奏楽団の客員指揮者に

アジア人として初めて招聘されるなど、世界でも著名な指揮者です。

 

その後陸将補で退官されて、現在は武蔵野音楽大学講師を務められています。

 

 

その著書が今回の本。

 

 

私が感銘を受けたのは、「アマチュアも一流を目指そう!」というお話です。

 

著者曰く、プロとアマの違いは技術の差なんだとか。

 

著者も言及していますが、演奏に費やす時間が違うのだから当然といえば当然です。

 

ただ著者は、アマチュアもプロになれ、と言っているのではありません。

 

著者の言う「一流」とは、「表現したい欲求を持つこと」なのです。

 

 

曰く、技術ばかり完成度が高くても、それは単なる音符の羅列になってしまう。

 

反対に技術は少し低くても、表現したい欲求があれば心に響く演奏ができる、とのことです。

 

確かに私もピアノを習ってきましたが、「ピアノで知ってる曲を弾きたい!」から入りましたね。

 

「指の移動がうまくできるようになりたいからピアノを習いたい」とは思いませんでした(笑)。

 

 

欲求はまるで自覚してきませんでしたし、ピアノソナタの類はまったく弾けませんが、

お気に入りの「ドラクエ序曲」を弾けるようになりました。

 

欲求さまさまです。

 

そういえば、すぎやまこういちさん、亡くなられましたね。

 

久々に呆気にとられたニュースでした。

 

末筆ながらすぎやまさんのご冥福をお祈り申し上げます。