「寝てばかりいると、さぞや楽なのではないか?」と、最初はのん気に想像していました。
ところが、実際に寝てばかりいると、これはこれで苦しいのです。
何故なら、寝てばかりいると身体中の筋肉が落ち始めます。
すると「地球の重力」との戦いが始まりまるのです。
これは、どういうことかと言うと、兎に角、何もかもが重く感じられるという事です。
驚いたのは、自分の身体までもが重く感じられるのです。椅子やベッドから起き上がるたびにもの凄い身体の重さを両足で支えねばなりません。毎回、これが凄い重さで両足にかかってきます。毎回よく両足が折れないものだと感心します。
腕も重く感じられます。だから、大好きなキーボードを打つのもおっくうに思えてきます。
困ったことに、息苦しくもなってきました。
細かいことですが、寝てばかりいると胃腸も動かなくなり、便秘かちになります。だからせめて一日なるべくベッドからは起き上がって、椅子に座る様にしています。
本当は少し歩けたら健康には良いと思うのですが、その場でストレッチするのがやっとです。
今、僕を生かしている原動力は「少しでもおいしい物を食べたい。」と言う「食欲」と、美しい物、面白い物を見たり聴いたりしたいという「知識欲」、気持よく寝たい、「睡眠欲」といった欲望です。
今まで、「欲望」は悪い物だと思っていましたが、今その「欲望」に、助けられています。