行間を改めて読む読書法 | ぐるぐる奇譚

ぐるぐる奇譚

私におこった不思議風なお話を伝えたいと思い
書いています。読んで頂けたらうれしいです。

昼寝で夢を見た。

 

夜、自分の車を運転して駐車場から出ようとする。

黒い大きなトラックが出口付近に止まっている。

ギリギリ、横を通って道路に出られた。

 

目が覚めた。

 

いつも夢の中の車はいろいろ。

今回の夢の車は現実に乗ってる車で

現実に近い緊張感の運転。

 

問題があるが、抜けられるって夢か。

 

今日は読書。

 

行間を読むということで、ながら読みを辞める。

ちゃんと最初から静かな部屋で読んだ。

 

「1984」はSFで、読むと口の中に鉄の味がしそう。

すえた匂い手前の、埃くさい空気感がある。

「電気羊はアンドロイドの夢をみるか」と同じ匂い。

これは映画「ブレードランナー」の原作なので好きだった。

続編の映画も世界の色が灰色のようだった。

 

「1984」を読んでいると、どうもイメージや

世界観が「ブレードランナー」に引っ張られる。

 

今日はしっかりと主人公に寄り添って読んだ。

ちょっと見落としていた、大事な所に気が付いた。

 

「薔薇の名前」の上巻を最初から読んだ。

こちらは映画を先に見てからの原作読み。

映画の主人公はショーン・コネリー。

ショーン・コネリーの振り返りきらないで

後ろに意識がいく演技が好きだ。

 

映画で見た、修道院の写本、書庫が圧巻。

グレゴリオ聖歌を聴くとざわざわする。

 

最初から読んでみたら、忘れてたが

「初めに言葉があった」で始まっていた。

感動した。

やはり、キレッキレでしまる最初の出だし。

 

1頭の羊から4枚しか取れない羊皮紙に

描かれた聖書を見たことがある。

鮮やかなラピスで色をつけた濃い青。

 

写本はきれいだが、話の内容はどろっどろ。

 

今まで本を読んでいると、考え事をしてしまう。

それをやめてみた。

考え事しないでひたすら読むことに集中する。

そうすることによってわずかない機微を見落とさないかも。

 

本気の読書は集中力しるかもー

 

「薔薇の名前」の本を探していたら

「サファイヤの書」だのバイオリニストの自伝だの

哲学書の本など、読んでない本ばかり。

 

そーいえば、好きな作家、スティーブ・キングの

「図書館警察」て本も最初だけ読んだ。

 

だって、主人公がなかなか本を返却にいかないんだもん。

まずいな、まずいな、返さなきゃって。

 

もうね、「図書館警察」って題名だけで、怖くて

先を読めなかったの。読まなくてもいけない感じ。

 

夕方、外に出たら久しぶりの、月。

最近、見ないなーって思っていた。

月食以来、きれいな細い三日月だった。

 

どうか、読書の神さま。

「積読」には罰は与えないで下さい。