1月16日(月)19時
能meets北浜「山姥」開催しました。
今年最初の能meetsは北浜からスタートです!
本年も皆さまよろしくお願いいたします。
新年最初の北浜は一曲解説。
しかも二度目となる「山姥」
去年最後の北浜がトーク中心だったのと、年をまたいだのでとても久しぶりな感覚になりました。
「山姥」最初の北浜での解説は2020年の9月でした。
また違う楽しさもあり、忘れている自分への怖さもある二度目は、先生自身も同じレジュメを使いながらも仰ることが変わることがあります。
その変化も面白いんです。
前回はまだまだと仰っていた「山姥」
もう半月ほど先に、ご自身が初めてシテを勤める「山姥」松華会の公演を控えての一曲解説です。
本当に寒い中ご来場ありがとうございました。
今年最初の能meetsなので半月経っておりますが、新年のご挨拶からはじまります。
今回も初回の講座と同じところで「私の好きな演出です」と言われたシーンがありました。
想いが強く変わられてないんですね、本番も楽しみです。
能meets講座を聞くと
どういう演出が、どんな印象を与えるか…を教えて下さり、そこに意味がちゃんとあることが理解でき、
また
実際観てそれをどう感じるか幾重にも楽しみが広がります。
また今回の講座でも能の演出家と言われる「能面」のお話も。
二つの能面の持つイメージと、実際にそれによって変わる謡の変化。しかもそれをまだ先生ご自身が決められていないと…
それもご自身だけで決められるわけではないというお話。
実際に舞台を控えているからこその解説部分と、舞台が楽しみになるひとつでした。
「籠メル(こめる)」お話、息のお話は何回聴いても興味深く、実際に舞台を経験される方には必須な部分だと感じます。
また当日のキャスティングも事前解説の醍醐味!
興味深かったですね。
途中現代に例えたり、お能の「待たせる」部分を面白くお伝えしたりしながら、なぜそこが大事なのか、何を演出するのか…というお話に。
輪廻のお話
善悪のお話
金輪際のお話
以前も聞いて、とてもとても印象深く衝撃だった
善悪不二のお話
「山姥」大変難しいですが、今日の講座でも歴史だったり昔の日本人の考え方だったりを知ることが出来ました。
それを知ってから見る感じ方がかわります。
答えではなく、見方。を知ることが大切ですね。
本当に観てみたいと思うシーンが多く、それをどう感じるか
最後「山姥」を何と思うのか…また先生がどう表現されるのか
来月が楽しみです!
前場が終わった時点で
「え!いつもより早い!」と思っていたんですが、なんのなんの後場でしっかりと取り戻しました。
時間はオーバーしてしまいましたが、皆さまありがとうございました。
2020年に開催した時より15分は長かったと思います。
講座から舞台へ、是非とも体験していただきたいです。
スタッフ自身も、先日拝見した「安宅」がまさにそうでした。
講座前に観た3つの舞台
講座後に観た3つの舞台
全然感じ方が違います。
もちろん知らなくても楽しめた部分は人数も多く比較的わかりやすい「安宅」でしたのでありましたが、ここに至るまでのこと、このシーン「想い」や演者の想い、「なぜそうしたのか」それをまた今見た自分がどう感じるのか。
古典芸能の特徴でもある「以前観た演目」がおシテが変わったことにもよって、また変わる。
回を増すごとに増える楽しみと面白み、深み
能meets講座によってそれがまた加速度的に増しました。
松華会は2月4日(土)大槻能楽堂
先生のお誕生日の前日。
45歳最後のお舞台にして、初の山姥。とても楽しみです。
チケットはまだまだお申込みいただけます。
noh_dai05@yahoo.co.jpでも承ります。
そして
次回能meets北浜は
2月7日(火)19時
「熊野」
初めての曲です。これで「ゆや」と読みます。
最後に熊野松風米のメシ…すごい言葉を聞きました。
とても楽しみです!
そして来週末は東京で日曜開催!
能meets新橋
1月22日(日)
13時〜 謡のお話
15時半〜「山姥」解説
お能における台詞である謡(うたい)意味が分かればもっと面白い上に、色々な知識を得、更には当日の文化や生活を知ることもできます。
今回は更にその発声法!息を大切にする声の出し方、今日の「籠メル」でも少し障りが出ただけでとても興味深かった部分ですが、こちらをしっかりとお伝え。
これは本当に奥深く知っておきたい知識です。
そして、大阪でも開催した「山姥」通算三度目の曲解説、今日の講座を聞いて更なる深みが楽しみになりました!
東京は初の殺陣開催も詳細発表しております。
是非ともそちらにご興味の方も一度能meetsにお越しくださいませ。
大阪の殺陣詳細も近日お知らせいたします。
皆様のご参加お待ちしております!