能meets新橋 安達原 スタッフレポート | 能meets

能meets

観世流能楽師 林本大による
わかりにくいからこそ面白い能の、わかりやすく「濃密」な講座。
「能が皆さまに会いに行く」をモットーに大阪・東京で定期開催。
全国展開中!
スタッフ運営。

4月18日(月) 能meets新橋 安達原曲解説

開催しました。

 

二日連続の能meets。

今年はもう二日間開催は今回がラスト。

あとは1日ずつとなります。

 

あいにくの雨…

お足元の悪い中ご来場本当にありがとうございました!

雨にもかかわらずたくさんの方にご来場いただきました。

 

 

もう大阪で2回、高知で1回開催している「安達原」の解説。

スタッフ陣の中でもまた聞きたかった曲のうちのひとつです。

 

まず最初に一般的な安達原にまつわるお話をされてから、

「それを忘れて下さい」というところから解説が始まります。

 

地元の大阪だと先生が作り物を運ばれたりするのですが、東京はそれが難しくすべて説明と想像のみでの解説になります。

そこがまた面白いとも感じました。

 

今回は拍子盤を用意していたので、実演部分の迫力が更に増したと思いますし、初めてご覧の方にはまず張扇を両手に持っての実演に驚かれると思います。

 

 

実演部分と、話す調子の変化も能meetsの醍醐味。

そして、

前半と後半で気色の変わる安達原。

それに合わせて解説も変わっていきます。

 

後半に行くにつれ、力が籠められていく感じ。

何気なくその型をされるのですが、それがグッときます。

物語を追っているから、本当にその舞台を観ている気持ちになるから、だと。

 

 
普遍的な想い。
それがこれほど昔からあったのだと再確認できる一曲解説。
もちろんそれを自分だけで読み解くのは難しいのですが、その導入を示してくれる林本先生の解釈。
想像するから面白い、決まった答えがあるわけではないから面白いと、今日もまた感じる講座でした。
 
そして驚きが一つ。
 
時間内に終わりました…。
 
今日も残って感想を伝えて下さったり、この二日の講座で「習う」ことに興味を持って下さったり、参加できなかった殺陣の再開催をと言って下さる方がいたり。
 
前回に引き続き、新橋の新しい広がりを感じられた講座でした。
 
次回は
5月16日(月)19時「融」曲解説
です。
 
三度目の正直
二度延期となった大の会「融」の事前解説。
 
お待ちしております!
 

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