能meets北浜 6/30「世阿弥の言葉」スタッフレポート | 能meets

能meets

観世流能楽師 林本大による
わかりにくいからこそ面白い能の、わかりやすく「濃密」な講座。
「能が皆さまに会いに行く」をモットーに大阪・東京で定期開催。
全国展開中!
スタッフ運営。

能meets北浜「世阿弥の言葉」北浜RONDOで開催されました。

 

4,5月が中止になったので3ヶ月ぶりの北浜開催。

お客さまの顔を見て本当に嬉しい気持ちになりました。

雨の中、本当にありがとうございました!

 

大阪では初開催となる「世阿弥の言葉」

初回は「秘すれば花」を取り上げての講座です。

 

先生とお客様との距離を十分とったうえで、マスクを外させていただきました。



 

この日は一曲解説ではないので実演の予定になかったのですが、受付が始まる前に突然の雨になったこともあり、先生が「せっかく雨の中お越し下さったので」と熊野を謡われました。

しかしながら、そのあとの解説でも例えに熊野を出したりしてらしたので、皆様にはわかりやすかったと思います。

 

まず最初に世阿弥の著書「風姿花伝」に触れて、いつかこういうことも取り上げます、というお話をされたのですがもうすでにそれが大変興味深い内容でした。

「役者」というものの在り方など…早く第二弾になるのか第三弾になるのかわかりませんが、取り上げていただきたいと思います!

 

と、本題に入る前に20分近くが過ぎた本日の講座。

いよいよ「秘すれば花」のお話です。

 

舞台だけでなく、仕事だったり生活にも直結するような教えがたくさんあったと思います。

それをまたどう捉えるか…

中でも勝手に固いというイメージがあった世阿弥の言葉や教えの数々が、実に柔軟であるということに、とても衝撃を受けました。

だからこそ、現代でも十分に通用するような内容なのでしょう。

 

4月の能meets新橋には演劇関係者の方がたくさん参加してくださったのですが、皆さん「目から鱗だった」と感想を下さいました。



 

先生のお稽古や舞台での経験体験談もたくさん聞かせていただき、普段の曲解説にはない面白さがありました。

曲解説を聞いた後も、その舞台が観たくなるのですが、また違う興味でお話にあがった舞台を観てみたいと思いました。

 

同じ曲を違う役者が演じる「能」だからこその醍醐味。

「個性」というもの。

実に面白かったです。

もっともっと繰り返しこの講座を聴きたいと思います!



次回の北浜は

7/23 (金・祝) 14時〜

「井筒」曲解説です。


なら燈花会能で初の井筒のシテを勤める林本先生による解説。


ありがたくも、定員間近です。


お早めにお申し込みくださいませ!


お申し込みはコチラ