ちょいと一服 【その3】あるあると清算の違い | ノラとハナウタ

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あるあるか清算か

 

先日の記事にご質問を頂きましたので少々説明をば。

 

*不意にいろいろ思い出される時って確かにあるけど、清算のサインなの?

 

<私自身は、不意に思い出す事がわりと頻繁にあるのですが、清算に繋がるかというと、ちょっと違う気がします>

 

ふっと嫌な事や、やっちまったなぁって事が思い浮かび、

「ぎゃー、あれは無いわー!」

と心で叫び、早く忘れようとする。

そして、比較的早く立ち直れる。

これは、私あるある。

 

…なんで?ってくらい、どうでもいい事まで思い出したりします。

 

苦々しい事、こっ恥ずかしい事、ゾッとした事など、何の脈絡もなく、ふわっと浮かんでくる記憶の断片のようなものという感じ。

 

でも今回は、腹の底から

「うぉーそうだった!この事がずっと引っ掛かってたんだー」

と野太い声が出そうなほど(いや、マジで…)、その場面をじっと見ている自分と、痛みもしっかり感じてる自分がいた。

 

断片ではなく、ストーリーだった。

どこで何を感じたかをリアルに思い出し、感じ切っている感覚。

 

 

今までは、コトが起きると、自分の事なのに他人事のように見ているような感覚と、相手の気持ちを先読みしてこっちがわざわざ言い訳を考えてあげるようなところがあった。

 

『あなたはつい、そうなっちゃったんだよね、そう言っちゃったんだよね、悪気はないんだよね』

という風に、相手を守る。

…ように見えて、実は、『そんな態度を取られた自分』、『そんな事を言われた自分』を守る為に

【相手の無礼には、相手の性格や性質などを含んだ理由がある】

と考える。

 

【自分が悪いからこんな事を言われる】

と、自分が悪いから…で場を納める、諦める人が多い印象だけれど、私は、更に自分の事も守りたいので、

【そういう風になっちゃう、言っちゃうしょうがない人だから勘弁してやる

…という感じ。

 

その場では完全に負けていたとしても、気持ちでは負けてないというか…。

うっすら負けてるのは分かってるんだけど、そう思ったらひどく落ち込むかもと自分で分かってるから、ちょっと自分を支えておく感じ。

 

こう説明するとすごく計算出来てるヒトみたいだけど、実際は無意識にそれをやって来た。

(以前、ストレングスファインダーをやった時、私は『戦略的思考に強みがあります』と書いてあったので、まさに生存戦略として無意識にやって来たのかも…)

 

そのお陰で私には、自己肯定感だか、根拠のない自信だかがあって、HSPにしては珍しく【やさぐれていて、戦闘能力が高い(本気を出すと…という条件付きではあるが)】珍種になったのかも…。

 

話しはめっちゃそれたが、とにかくそんな風に自分を支え、『相手がしょうがないんだよ』と思って、気持ちを逃しつつやって来たが、今回は、自分の傷つき具合や、どの部分に深く傷ついたのかをちゃんと見る事が出来た。

 

断片ではなく、ストーリーとして見る事が出来て、本当に傷ついたのはどの部分かを自覚した。

マズイところは見ないふりで相手も自分も守ったつもりだったけど、どっちの為にもなってないという確認も。

 

…と、いう事なので、ふっと思い出した事がきっかけというよりは、

「げげー、なんでこのタイミングでこのストーリーを見せられるワケー?」

って事が重なったという感じ。

 

多分、あれこれ考えることに忙しかったけど、ちょっとヒマが出来てじっくり眺める余裕が出来たのかもしれない。

 

『よくよく思い出せば、結構ちゃんとしてたぞ。相手に恩に着せられる筋合いなどないから、どこかで会ったとしてもへっちゃらさ』

とも思えたし。

 

清算は悲しい事として思い出すというより、事実を知って、納得する作業だった。

 

なので、ふっと思い出して「ぎゃー!」って事とは違い、

「あーやっと清算出来たわ、お疲れ!アタシ!」と思えた。

 

*清算期間はどれくらいだったのか。

<3週間から、せいぜい1ヶ月くらいです>

1月に入って流れが変わった感覚はあったけど、諸々のストーリーをいくつか見せられて、ここここに、忘れ物があるでしょ!って突きつけられてるなーと実感しつつ、じっと眺めて確認していた期間は三週間くらいかなと思う。

 

3月入ったあたりから、おいおいおい、どんだけ引っ掛かってんだよと思い始めたので。

 

そこから、思い出した事と記録したものを照らし合わせつつ、済んだ事なのでシュレッターかけたり(←妙にリアル)して、終了。

 

 

*清算が終わったから『私は今何があれば幸せかな』という考えが浮かんだのか。

(↑この質問は、私が突如として欲しいものやら模様替えやらと動き始めたので聞かれた様ですが…)

 
<結論から言うと、『全部が同じタイミングで来ただけ』だと思う>
 
息子も10歳を過ぎたので、私もそろそろ自分の好きなことを始めようかなと思ったタイミングと、
「あー私ってこういうことやるの好きだったなぁ」と思い出したら本来の自分が返って来た!というタイミングと、
子供を生んだ次女は里帰りしない様だし、もうそれぞれの部屋を持って、好きな事をしてみるかと一家で模様替えを始めたタイミング。
三つ揃って一気に回り出した感じ。
 
普段は「へー、そうなんだねー」とか、
のらりくらりとやる気もそうそう無さげなアタクシですが、やるときゃやるタイプなので、
「そういう事なら一気にやるか!」
とエンジンがやっと掛かったと思ったらスピード出し過ぎ感はアリ。
 
6畳のカーペットをザバザバとカッターで切り刻み、普通ゴミで出すべく張り切ったり(←くるくる巻いて担ぐことくらいは出来るが、粗大ゴミの日まで家に置いておくことすら待てなかった!🤣)、
「カッターが切れなくなって来たのに替え刃が無いとは!この工具好きストック好きなアタクシには有り得ない!」
と思い立って閉店ギリギリのホムセンに駆け込んだり。
 
どうせならちょっと絵の具とか新しいカッターマットとかも買っとく?
と、ひとりで盛り上がり、A2サイズのカッターマットを抱えて帰って来たりしたワケです。
 
ただ、次回の【面白い大人を見る】で書くけれど、自力で動けない時ってあるじゃないですか。
やっと抜けそうだなとは思いつつ、自力でどこかへ行くとか、誰かに会うってことに、もんのすごい労力が必要な時って。
 
それを越えるきっかけになったことは次回にするとして、清算出来たから飛べるくらい自分は軽くなったのかと言えば、元々の気質が気質なのでヒーハー!的な盛り上がりは無いです。
 
ただ、これからは波に飲まれそうになりつつギリギリ泳げてるというよりは、タライくらいには乗れそうだなとは思ってます。
 
船やボートは自らお断りするでしょう。
ちょっと乗りたい気もするなぁと思うものの、考えるのが好きだし、『考え過ぎ』とか、『些細な言葉で刺さり過ぎ』について、私はマイナスとは思えないので。
 
そして悩みがある人って、その悩みがなくなったら、どんだけ自分は行動できるのだろうとか夢見たりすると思うのだけど、私としては、ヒマだと寝ちゃうくらいで、さして変化がなかったです爆笑
 
ただ、この徹底的に休むというのも必要で、毎日毎日ヒマで寝てるとか大丈夫か?と思ったりしましたが案外突如として、気が済むってこともあるんですよね。
 
『三年寝太郎方式』ってやつです。
なんだかんだ皆んなが寝かせておいてくれたので、「さてと起きるか」と思ったらとてつもなく動けるという。
あれって全く古くない話しだなって思ってます。
 
では、
またね!
 
なんとな〜く自分を知って行く。
その方が面白い。
 
 
 
 

2022.03.26
23:23