夫との戦い【2】 | ノラとハナウタ

ノラとハナウタ

自分の最強の味方は自分じゃない?
色トリドリの自分を楽しんで行こう!

お互い様じゃない!

なんちゅーか、夫の理屈ってとことん相手をがっかりさせる。
例に出して解説しよう。

ある時、頭痛がしていて私の口数か少なかった。
夫は私の元気が無いとか、普段通りの受け答えをしない状態が許せず
「怒るぞ」という態度をチラつかせた。
それを察した私が、
「チッ、またか!」
と思って(←このチッと思える様になっただけモラハラに耐性ついたと思う。それまでは、「ハッ、いけない!」だったから)、まるで何もありませんよという態度に修正し、我慢した。

こういう状況は世間でも良くありますよね、
妻が夫に譲るというか…、
(はいはい私が元気で旦那さんのご機嫌とらないとね!)
みたいな。
それでね、あうんの呼吸で、まぁいいか…となんとなく2人が普段の会話に戻るならばちょっとした事が平和的解決になるのだからアリだと思う。

…が、次に夫から出て来た言葉は、私の想像を遥かに超えていた。
「なんでわざとそういう態度を取ったの?わざと嫌な態度とって、俺がそれを気にしてるのを見ていい気分になったから、また機嫌が良くなったんだろ?」
だって!!!

最初、意味が分からなかった。
「えっ?ちょっと待って!私は頭が痛かったのね、でもさ、あなたがあからさまに嫌な態度をとって今にも怒り出しそうだったから私は我慢して元気なふりをしたんだけど…。結局、あなたは元気な私しか認めないんだなーと思ったから…」
と結構細かく説明した後で、どうにも情けなくなり、
「あのさ…、さっきのあなたの説明だと、私が、あなたの機嫌を悪くさせて、ざまあみろと思って、ご機嫌になったという意味だよね?
ものすごく私をバカにした解釈だよね?
私がそんな人間だと思ったって事だよね?
よく、そんな人間と一緒に暮らせるね!
私ならそんな人間とは暮らせない。
どういう意味か分かる?
そんな風に人に嫌がらせをする人間だと思われた私は、ものすごく傷ついたって事だよ!!」
といまだかつて無い厳しい口調で言った。

バカかコイツは!
そんなくだらねぇ遠回しな嫌がらせなんかするかボケ!
こちとらオノレよりよっぽど男らしいっちゅーねん!
もうねプツーンですよ。
いらねーよこんなヤツ!と。

ワタクシ、こういう感情を
ドバーッと出すタイプじゃないのね。
冷静に相手の事を分析するクセがあるし、自分がなんでこう思ったかをまた考えて軌道修正してみたりするので結構長い期間、黙って流して様子を見る。
このヒトがこういう性格という事は、私が調整して対応するべきなのだろうとかね。
ところがどっこい、全く夫は気づかない訳ですよ。
ちょっと意見するだけで機嫌が悪くなるから機嫌のいい時を見計らって小出しにしながら伝えて来たのだけど、こういう『俺様体質』で『自分に間違いなどない』と思う自信家って、やんわり伝えても察しないのね。
機嫌のいい時に注意なんかしても意味ないのよ、まったく聞いて無い。

それでいて相手にモノを言う時には切り捨てるかの様にバッサリ来る。
自分に甘いならそれでいいし、それを認めてるヒトならばいい。
「俺は自分に甘いし、言い方キツいしでごめんね」
と言える素直さや強さがあるのならまだ話し合おうかと思うが、夫は『自分は最高な人物であり、そこに気づかない相手は愚かで、自分に感謝しないヤツは鈍感で腹立つ』訳だから、私が最も嫌いなタイプであり関わりたくないタイプ。

だって夫のする親切って、夫の主観であって、
して貰った方は少しも嬉しくない事がものっすごく多い。

例えば北海道に旅行に行くヒトに向かって、
「沖縄が最高だから北海道より沖縄へ行った方がいいよ!」
と行かない場所の素晴らしさを語り続けるヒトって稀に居ると思うけど
夫は一時が万事そんな風だから迷惑な上に不愉快ですらある。

人間、「ちっともありがたくない」と思う事に感謝とお礼は出ない。
でも夫は「沖縄の良さを教えてやったのにお礼もない!」
と怒り出す様なものなのだから救い難い。

感謝って湧き出るものであって、請求されるもんじゃないでしょ?!
と私は思うので徹底的に話し尽くすしかないと思った。

「そんな人間だと思われた私はショックだし、そういう発想自体、私には無い。
今まであなたは自分が怒れば周りが気を使ってご機嫌取るだろうと思って生きて来たってことだよね?あなたにそういう態度を取られて、私がビクビクする、言う事を聞くだろうからそうして来たんだよね?
だから今回は私がわざと嫌な態度を取って良い気分になったなんていう解釈になったんじゃない?そういうのって私の問題ではなく、あなたの問題だよ」
と冷静に言うと、さすがに夫は戸惑って
「そう見えたって事だよ。わざとに見えたっていうだけ」
と話しを終わらせようとした。
そして、
「別に俺はあなたを脅かした事なんかないし、そんな風に感じてたなら、その時に言って欲しかった。今まではお互いに悪かったって事で、今後はお互いに話す様にしよう」
と言った。

はい出たー!この「お互い悪い」の罠!
気をつけましょう。
お互い悪かったよねで終わらせて、こういうヒトは一切反省しません。
だって悪かったのは「お互い」であって、「自分」では無いので繰り返しますよー!

では産後に起きたしょーもない出来事に続きます。

<続く>

 

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むむむむーーーーーーーーー!

 

 

 

 


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