第二回 上方落語×漫才 | この辺りの見所の者

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2024/5/2

浅草木馬亭



この第二回上方落語×漫才は自分に取ってリベンジでもある。第一回は大阪の繁昌亭で開催され、チケット買っていたけど仙台空港でのトラブルで飛行機に乗れずに断念した苦い思い出。


落語家が漫才とガチの立合をする会。それを企画した上方落語家の林家染八さんと運営の落GO!企画とのタッグ。


去年の12月に池袋で落GO!企画開催の寝落ち寄席、寝起き寄席に足を運んた。

そこにはヤーレンズが出ていた。あまり東京でお笑い見ていなかったので、そこでヤーレンズを初めて知った。池袋のラブホテル街にあるムービングスタジオで30人くらいて満席になる小屋。若手ばかりの漫才に、ベテラン感丸出しのヤーレンズ。


2023/12/1寝落ち寄席 ヤーレンズM-1準決勝前。


2023/12/10寝起き寄席 ヤーレンズM-1決勝進出後。


このときは、まさかヤーレンズが今の売れっ子状態になるなんて夢にも思わなかったな。やさぐれ感が結構出ていた。池袋にあまり来たこと無かったらしく、結構池袋disってた。


年越し時して5月。


第二回 上方落語×漫才

浅草木馬亭


整理番号が43番だったので、かぶりつきは厳しいといなと思い、実際座れず諦めていたけど客席から舞台をみて下手の端に丸椅子が並べられており、アナウンスで丸椅子も座れるとあったので席を移動してかぶりつき丸椅子に座る。これが運命の分かれ道だった。


林家染八/平林

なに学/漫才

桂三四郎/桃太郎(外国人からみた日本バージョン)

にぼしいわし/漫才

林家染八/二人癖(江戸落語では、呑める。)

仲入

Aマッソ/漫才

ヤーレンズ/漫才

エンディングトーク


トップバッターで林家染八さん。客層が落語だけでなくお笑いファンも多いので、最初からフルスロットル。テンポも早めで筋がわかりやすい平林のチョイスは当たり。場の空気を見事に温めた。


漫才の、なに学 事務所違う同士の男女コンビ。話題の、はるかぜに告ぐの一年先輩かな。去年のM-1三回戦まで行ったらしい。淡々とした女性ボケの吉田サブさんの、誹謗中傷しないための主語止めのネタの視点は新鮮。気になるコンビだ。


桂三四郎さんは、桃太郎を外国人からの視点での疑問をネタにしたもの。常の落語のテンポよりも早めににキレキレ。笑った笑った。客層次第でのテンポの変え方はさすがだ。


仲入前は、にぼしいわし。

やられた。斜め上いく展開にやられた。あの世界観は癖になりそう。また観たい。じっくりとしずかに間を取っていても引き込まれてしまう。サイコパスからの展開がすげ〜。


仲入は10分弱


Aマッソは初見。TVの人というイメージ。

あれ?また、にぼしいわしの、オーバーオールのにぼしさんがいる?喋りかたもそっくり??

Aマッソの、むらきゃみさんが、にぼしさんのオーバーオールを着て登場。やってくれる。

湧く湧く。

TVでは、ぬぼーっとしたキャラの、むらきゃみさんが漫才ではボケ倒す。TVと板でのギャップに驚いた。ネタは落語を揶揄するネタかな?

ツッコミの加納さんの声が楽しそうに張り上げてツッコんでいた。


トリはヤーレンズ。M-1ブレイク後からお初。

見事に、やさぐれ感が無くなっていた。ネタは新ネタっぽい。まだまだ固まってないけど、脱線か戻る、脱線から戻るの繰り返しのいつものヤーレンズ。楢原さんがやけに機嫌良さげ。アライグマの鳴き真似何回やったんだろうな。パイナップルがそうなるかとゲラゲラ笑った。


エンディングトーク。ここは撮影タイムでSNSOK。


そしたら、楢原さんが突然、かぶりつき丸椅子に座っていた自分の目の前にいきなり来て、写真撮ってと言ってきた。

慌てて撮った。


心の中で、M-1決勝ファーストラウンドでの、しゃがんで立つをいきなり言われた時の出井さんは、こんな感じで、おお!どうしました。と言ったんだなと思った。


そしたら、加納さんが上手かぶりつき人にヘッドスライディングぎみにロックオンして被せてきた。


盛り上がっだなあ。上方落語×漫才は、互いに刺激し合って化学変化を起こしてたよ。