新型コロナウイルス渦の渦中、能楽好きの自分としては、どちらかと言えば傍観者の立場を取って来ました。明治維新、戦後に並ぶくらいの危機にたっているのは間違いのない事。良くも悪く芸に対するプライドが能楽を支えてきたと思っていますが、そんな中で自分が出来ることは何か。
積極的に観能する事しか出来ない。尚且つ、能楽に取りこまれない距離感を保つこと。輩が他のジャンルに顔を出しているのは、どうでもいいけど、結局のところ誰かの傘に入るしかなかったとしたら、同情を禁じ得ない。
ノートパソコンから、遅いスピードで書いているので、中々、進みませんが今まで自分が観た能楽師を世代別に分けて、誹謗中傷でなく好き勝手に論じてみたい。今の能楽師は、観世寿夫世代とポスト寿夫世代で分けることが可能だと考えます。更に、ニュータイプ世代も現れている。今年の観能する時には、そういう意識で観ることになると思います。