5/19日 染八の網だ池筋(仮)〜Amidaike.NO.8〜 | この辺りの見所の者

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落語は、前回は肝心な所で画像が止まってしまい今回はリベンジの牛ほめ。

三人の登場人物に濃さを注入して、やや筋肉質に絞めた高座。リズムの音符が立った言葉。何処まで身体に力を入れたら良いのかを探っていた感じに見受けられた。

落語終了後に、チャットに笑福亭枝鶴師匠も参加。
そこで普段通りにやるのが1番という笑福亭仁鶴師匠の格言が出た。

高座を聴く立場から言うと、噺家が気合入れた高座で身体からマッチョを感じると疲れてしまいがちだ。高座の背景が硬くなってしまうイメージを持っている。
普段通り、力みが無い高座だと背景も心なしか、しなやかに感じる。

また、大阪の言葉で自分の人(ニン)と言うのがあるのを初めて知った。歌舞伎のニンは聞いたことがあったのだけど、大阪の自分の人は知らなかった。
その人の持ち合わせた人柄らしいけど、それだけでは説明が効かないものらしい。オーラとも違うものなのかな?

東北地方の秋田県民からすると、分からないのは正直な気持ちだ。

上方落語の奥深さの一片を垣間見る高座が
出来た配信だった。