セバスティアン・マッキ トリオ、カルロス・アギーレIN山形 | この辺りの見所の者

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アルゼンチン音楽になるのかな?。セバスティアン・マッキ  トリオ ジャパンツアー2019のコンサートツアー初日が山形文翔館で始まった。

動画を見て予習はしたけど、やはりナマで聴いた方がいい。アンコール2曲で全16曲かな。1曲前後しているかもしれない。休憩無しで、何曲か演奏した後、スタッフが曲の説明をするスタイルで行われた。

セバスティアン・マッキ  (ヴォーカル/ピアノ)
カルロス・アギーレ(ヴォーカル/フレットレスベース/ギター/ピアノ)
ゴンサーロ・ディアス(ドラムス/パーカッション)

最初はセバスティアンマッキ  トリオで演奏。途中からカルロスアギーレがベースからギターに持ち替えヴォーカル。
シンプルに見えるリズムは、たぶん細かく繊細な複雑さがある。曲名も突貫工事予習で、マッキ  トリオのアグアシラバスと6曲目のアシャ?という曲が心に響く。アギーレは1曲だけピアノ(P ampa?)を弾いて、マッキ  はパーカッションに回り、ソロピアノ曲をピアノとドラムスとパーカッションで演奏で、ふくよかにゆったりと伸びるピアノの音色の息の長さはナマでも素晴らしい。ヴォーカルも芯のある説得力のあるもの。
もちろんマッキのヴォーカルも軽みのある倍音が心地良い。ドラムスのディアスが上手い。三人のリズムの伸び縮みが河の流れの様に自由自在。アギーレ曲の時にアギーレがギターを離し、歌のフレーズを観客にも要請して、自分も鼻歌だけど続けた。
ピアノトリオだけの演奏も数曲あり、各楽器のソロが無いジャズピアノトリオみたいな感じ。リズムの緩急が先に書いたように河の流れの様に変化していき、リズムは呼吸の緩急で取らないと付いて行けない。一見サラサラと聴こえてもリズムの微妙な細かさが曲の内声部の厚みになっている。アルゼンチンネオフォルクローレはジャズの影響も受けていると思ってはいたけど、リズムの緩急さは今まで自分が聴いた音楽と一味違うものだった。サラサラと厚みのある音楽の呼吸というものを教えてくれた。
音楽とは、その土地ごとの呼吸なのかもしれない。

今日は山形のホテルに宿泊するが、心地よい眠りにつけそうだ。