10月 第四回 花座東西交流会 2日目マルトク公演 | この辺りの見所の者

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山形まで在来線で、そこから仙台行きのバスで広瀬町一番町バス停で降りて、宿チェックインしてから花座へ。
午後6時半からの公演はマルトク公演で1500円。仲入り無しの1時間公演。

林家染左/阿弥陀池

露の眞/ぼっかぶり

三笑亭夢丸/五人男

染左師匠の高座は、上方落語 の高津の宮の舞台である高津神社境内に幕を張って開催された落語会以来となる。

上方落語のイメージは濃厚というものだけど、染左師匠の高座は濃厚というよりは、出汁の効いたウドンみたいなもので、さっぱりしている。阿弥陀池でのくすぐりで、尼が出てきて西宮があったけど、尼は尼崎で近くの西宮ではないというもの。まさか大阪ネタでいきなり来たので油断して笑い損ねた。久しぶりに観ても、その高座は端正てサラサラと進む。クラシックの指揮者、カール・シューリヒトの音楽みたいだ。東北に合わせた高座でなくて嬉しい。


二番手の露の眞さん。去年の若手噺家グランプリ決勝の蛸芝居以来。本当に曲がった事が大嫌いな人だと最近思う。
マクラを聴いて、落語会の世話人にはなるまいと改めて思う。ネタの、ぼっかぶり。実は初見。マルトク公演終了後に染左師匠の手ぬぐいを購入した時の談笑で、染左師匠も、珍しい噺だとおっしゃっていた。

ようはGの噺。Gの元が、ぼっかぶりだったとはね。去年の若手噺家グランプリでも思ったけど、この高座も腰が落ち着いていた。
でも、ぼっかぶりのGは、まるで黒Tラスボスシャツを着ていた自分を投影してたんじゃないかと苦笑い。違うことを祈ります。でも、噺のように退治はされなかったと思うよ。一匹狼のラスボスぼっかぶりを、侮っちゃ困るねー。(妄想なのでマジに受け取らないように)
でも、置きにくるストライクではなく内角高めストレートで来たなと勝手に思った。笑
露の眞さんとの立合は、やはりワクワクするね。

トリ三笑亭夢丸さん。やっぱ真打ちだけあって、歌舞伎白浪五人男を長屋の人達が芝居でやる場面は惹きつけられる。忖度無しだと、この日のマルトク公演は、夢丸さんの五人男が良かったかな。
上方と江戸の落語の違いが花座東西交流会では、よくわかるなあ。上方のうどんと江戸の蕎麦を交互に食べる錯覚に襲われそうだ。

終了後に、映画館レイトショーで蜜蜂と遠雷を見てサイゼリアで遅い晩飯を食べてから宿に戻る。

さあ、明日も仙台花座。勝負Tシャツは、元SKE48かおたんこと松村香織被害者の会Tシャツで行く。露の眞さんはNMBファンなのでね。ちなみに、SKEを卒業発表した、ちゅりこと高柳明音は、かつて兼任でNMBのB IIにいたのは覚えてるだろうか。NMBからは、みるきーと山田菜々がSKEを兼任してた時期もあったりする。

まあ、ぼっかぶりという珍しい噺を聴けたのでヨシとしよう。