今回は、ご質問の中に「短水路と長水路のタイム差」についての問いがありました。

これ、個人差はありますが、ざっくりと大体50で+1秒くらいを目安にしておいて良いかな?と思います。

よく「長水路慣れ」って言いますが、なかなか慣れていない人は、50m単位の練習から始めると良いと思います。

慣れてきたら、パドルつきで100以上の距離を泳いでみて、短水路とのタイム差を徐々に詰めていく感じですね。

最終的に、100のインターバルで短水路の+2秒くらいで来れていれば、許容範囲かな?と思います。

逆に、短水路の練習の際には、長水路より遅いと、「え?」ってなりますよね(笑)。

ここは、ターンで稼げているかどうか?もポイントになりますので、少なくとも、長水路の練習よりは速く泳げるように心がけねばですね。

悩んでいる方は、ぜひ目安にしていただけたら幸いです。

私たちが現役の頃は、今のように至る所に屋内長水路がない時代でしたので、

短水路の練習も長水路を想定したメニューもやっていましたし、長水路の合宿も6日間程度でしたから、第1クールでは50をメインに、徐々に長水路慣れをさせて、後半のクールで100や150のインターバルで、アベレージを上げていくトライをしていました。

なので、短期間で慣らしていくことは可能ですが、普段の短水路練習でも、75や150みたいな距離で練習を積んでおくのは、長水路の50や100のインターバルのレベルを上げていくためにも、重要ですね。

私自身も、200とか400をやっていた時には、長水路の合宿での150のベストタイムを、テーパーに入る前のある程度の「仕上げの目安」にしていました。

参考までに。

 

気づいた点や質問などーーーーーーーーーーーーーー

「前回の練習会で自分がスピードを出す時に意識した方が良いことを今日も意識して泳ぎました。100ハードはパドルプルで上手くいきませんでしたが、50ハードのスイムはちょっと感覚が掴めてきた気がします。50の距離も大分慣れてきて笑、あとは残り10mでのギアアップを課題にすることと粘れる本数を増やすことが課題だと思いました。

100はまだまだ課題すらも見つからないくらいへなちょこなので、先ずはホームプールで練習タイムが上がるように頑張ってみます。いや、その前にホームプールでの練習を増やします笑。本日もビデオ撮影とタイム計測ありがとうございました。」

→「残り10mのギブアップ」(笑) どんどん練習増やして克服しましょう!

 

「スカーリングのハード初メニューで調子に乗ってしまい1本目で息が上がってしまいました。6本頑張りました〜

リレーの引き継ぎでは反応遅すぎ!反省です。

久々に長水路で泳げて、FIA.のよい練習になりました。ありがとうございます。」

→引き継ぎは、タイミングの合わせ方を再考してみましょうね。また機会を作りたいと思います!

 

「ここ数日来 Frのプルの軌道を体の近くを通るようにと試行錯誤を重ねておりました。ようやくちょっとつかめた感じで・・・本日映像で確認したところ、これまでの軌道とは明らかに違い、イメージしていたような軌道を描けていたので、一歩前進かなぁ。と。方向性が間違っていなければ、この感じで精度を上げていかれると良いのかな、と思います。」

→はい。プルのアベレージがいつもより速かったですね。良い方向性だと思います!これで25とかのスピードも出てくると良いですね。

 

「100のハードは200の後半、50のハードは100の後半を想定してみました。タイムは大体想定通りでしたが、今日は身体が立ってしまいがちで泳ぎとしてはイマイチでした。

50のダイブは、200を泳ぎ切ることを想定して、ペースを調整してみましたが、こちらはタイム的にイマイチでした。

スカーリング→プル/スイムは、ピッチを上げることが大事なのだと思いフリーで泳ぎましまた。特に後半はキックからのスイムで、キックに意識がいっていたので、割りと上手く泳げたのではと思っています。」

→久々の長水路の200ペースだったので、課題が明確になったのは収穫ですね。フリーとの使い分けも慣れてきましたね。引き続き継続しましょう!

 

「イメージして泳いだタイムと1〜2秒のズレがあったので映像で確認してみるとpullの回転が若干遅かったようです。呼吸回数を意識したからかもしれません。先々のレースの為にも、この呼吸で速く泳げるように積み重ねたいです。久々のリレー…楽しかったです。引き継ぎのタイミングは良しでしたが動きながらのdiveでお尻の位置を下げずに跳ぶのは全く出来ず。なかなか練習機会が無いので、またメニューに入れてください!お願いします。」

→是非是非、やりましょう!引き継ぎは儲けたいですけど、反則は取られたくないですもんね。

 

「長水と短水のHard で100で3〜4秒、50で2秒くらい差があるのは、こんなものでしょうか?もう少し差を縮めたいですが。

スカーリングはダメですね。苦笑 何か間違えていると思うのですが、よく分かりません。まあ、練習会加入当初よりはマシですが。泳ぎに活かせるよう自主練します。」

→長水路での50単位の練習機会をもう少し増やしていくと、差は縮まってくると思います。スカリングは「上達を楽しむところ」だと思って、地道に行きましょう!

 

「今回はテンポ意識したつもりでしたが、タイム的にもいつも通りでした、腕の掻きを早くしたつもりでしたが動画を見るといつも通り、ストリームラインの時凄く背中が丸くなっているのが気になる所です。練習は頑張れたので、良し!とします。また宜しくお願いします。」

→自身が思っているより「大袈裟に」やってみると、変化が出てきます。次またトライしてみましょう!

 

「まだ体調が戻っていない状態での練習会参加でした。3.100mのセットでは体が動かずで息が上がりっぱなしでしたが、本数を重ねるごとに少しずつ水がつかめるようになってきたように感じました。最後の方では水が軽く感じられるようになってきたので、泳いだ方が治りが早いかなと思いました。」

→「泳げば治る!」を地でいく感じですね(笑)。無理せず行きましょう!

 

「レッスン前アンケートの様式が変わりましたね!自分にとってはハッキリと目標を作って臨むことで緊張感も増しましたが、質も上がりました。100×3のhardで立てたタイムを守れず、精神的にも悪いイメージ払拭したく、50hardを結局Brで泳いでしまいました…

ご指摘いただいた、手首の、本人の預かり知らぬところであらぬ方向へ曲がっている場面が動画にばっちり映っており、じっくりと改善に取り組みたいです!」

→手首のは長年の癖みたいになっていると思いますので、割と大袈裟に動きながら変化を促すのが良いと思います!今後の楽しみが増えましたね。

 

「週末のレースを控えて、100×8の最初の3本がとても厳しく、こんな状態で200mは大丈夫だろうかと思いながら泳いでおりました。それでもその後の4本50mハードの最後は良い感じで泳げたので、当日は反省を踏まえてアップしたいと思います。」

→大丈夫だと思いますよ。本番は1本しかないので(笑)。皆さんはしっかり練習できていますので、アップからレースまでの時間をある程度空けておけば、思い切りアップで泳いでも大丈夫です。自信もっていきましょう!

 

さ、今日はこれから学会に出て、その後空路で島根へ移動します。

屋内長水路のない島根では、まだ私の持っているノウハウが活かせるのかもしれませんね(笑)。