今回のブロークンのタイムデータは、単純に「足したタイム」と、途中の「疲れた頃のタイムをベースに算出したもの」を2種類掲載したんですよね。

まあ、これがそのままレース結果に結びつくかは分かりませんが、実際のタイムを見るにつけ、「遅くともここまでは出せそう」というレベルにはなっているように思えます。

まあ、参加された方は参考までにご覧いただきつつも、あまり気にせず、自信を持ってレースに挑んでいただけたらと思います。

もちろん、先週土曜時点よりも、良いコンディションになれば、そういう想定タイムなんか気にする必要はありませんけどね(笑)。

 

以前のコーチング経験では、よく「予測セット」を作っておいて、だいたい平均タイムや合計タイムの何%くらいのペースで泳げる…的なことやっていたんですよね。

私の高校時代の予測セットは、400用のが確か50を20回、1分15秒(平均で30〜31秒、運動休息比が1:1.5)。1500用のセットは8*200 on4:00(平均が2:10秒、運動休息比が1:0.8〜0.9)でした。泳いだタイムは、当時の最高記録の時のものですが、それ以外の時でも、大体、本番でその通りのペースで泳げていました。

 

こういったセットの結果は、悪い方に狂うことはありましたが(笑)、同じように良い方に狂うこともありましたね。私が専門にしていた400とか1500の場合は、予選から決勝までの時間とか、予選でどの程度出さなければ決勝に出られないかなど、大会条件によって「頑張り方戦略」が変わってくるので、そのために余剰体力が低かった私(練習量がさほど豊富でない)は、誤差範囲が広くなりがちだったわけです(笑)。

 

最近でも、日本の水泳界でもよくやられているのは、ゴールセット(3R*8*50のやつ)の平均タイムが、100mレースの後半と相関が高いってことから、平均タイム×0.95とかかけて、実際のレースの後半の推定値を求めたりとか。

私が強化の現場にいた頃は、100m3本15分サイクルのダイブの平均×0.95〜0.98くらいが100mの予想タイムで、×1.00〜1.02くらいで200の前半の100を回れる…みたいなこともやっていましたね。

私が知るあるメダリストコーチは、400のレースでブロークンのタイムから、±0.5秒くらいの誤差で、本番のタイムを算出して当てる人もいました。

 

やる前から回答が出ていると面白くないかとも思いますが、コーチが選手のパフォーマンスを仕上げる段階で、ある程度の想定をすることで、予選の戦い方とか、周囲の選手たちとの力関係などを認知しながら作戦を練ることには役立ちます。

 

気づいた点や質問などーーーーーーーーーーーーーーー

「今日は本番対策で前半から飛ばす、背中と脚を最後までしっかり使う、前半1/6後半1/4呼吸で泳ぐを目標にやりました。結果的には呼吸のことを考えていて他を忘れて、呼吸も最後は1/2になってしまいおまけにクイックターンも忘れました。でも気合いは本番以上に入っていたので良いタイムトライアルができたと思います。水曜日は今日の教訓を生かして頑張ります。呼吸は苦しくなったら我慢するより毎回呼吸でも大丈夫でしょうか?」

⇨「呼吸が乱れるとバランス感覚や認知機能が下がる」を体現されましたね(笑)。呼吸は、一定のリズムが良いので、1/4でやるか、1/4-1/2を交互にやるなどの方が、後半に向けては良いと思います。前半からノーブレを入れすぎないのが鉄則ですね。

 

「トライアルありがとうございます。迷いに迷って100にしました。泳ぎが低迷中なので動画で確認できて良かったです。試合まではkick 連絡をするしかないと思いました。

何秒で泳げるか分かりませんが今日の+5秒以内を目標にいたします!頑張ってきます。」

⇨いやそれは遅く見積もりすぎなので(笑)、タイムデータの左端に書いてあるタイムの範囲を目安に、泳いできてください!

 

「事前にタイムを色々と想定して泳ぎました。結果的に想定タイムより前半で約1秒遅く、後半で約1秒速かったです。25mのラップは概ね予想通りでした。若干ピッチが遅いのかな、という気もしますが。お話では前半の25m〜50mでちょっとプッシュして耐えていくという感じでしたっけ?水曜日、頑張りたいと思います。

*タイムシートに2つ合計タイムが書いてありますが、下のタイムは何でしょうか?」

⇨冒頭に記入した通りです。説明を忘れていました(笑)。レースの時は、フレッシュな状態なので自然と入りのテンポは上がると思います。ターン後にギアをどんどん上げていくようなイメージでいきましょう!

 

「どうなるか心配しながらの参加でしたが、思ったより泳げて安心しました。泳ぎを整え直すはずのへこへこは意外と応えましたが。今日の結果を踏まえ、ここから少しづつ強度を上げて5月を迎えたいと思います。」

⇨へこへこで堪えたってことは、相当の運動不足ですね(笑)。あまりテンポにこだわらず、ストローク中の出力はしっかり出ている様子でしたので、ひとかきひとかき入魂作戦で、準備されると良いかと思いますよ。

 

「今日は私の我儘を聞いてくださり、ありがとうございました。1年前の短水路大会での自己ベストからおよそマイナス3.9秒でした。泳ぎの状態としては悪くないのかなと振り返っています。ですが、動画を見れば細かい箇所の修正はまだまだ山積していました。175〜200の時点で現在地の距離がわからなくなる失態を犯し、ペースクロックを確認しながら泳げば当然ラップは落ちる、中間泳はラップも落ちればストローク数も増える、想像以上にグライドが短かかった、ターン、足の開き等々…。全体を通して何処を意識して泳ぐかを残りの時間で修正したいと思います。本日もありがとうございました。」

⇨ペースクロックを見ながらなので、ちょうど良いペースを刻めたのかもしれませんね。本番は鐘が鳴りますが、途中のペース感覚を狂わさない程度に、修正を練りましょう!

 

25まではテンポ、後半はストローク重視で泳ぎましたが、後半が遅かったです😓 短水路はテンポ重視の方が良いと分かったので、アップでプルのスプリントを入れようと思います。タイムと感覚だけだとはっきり分からなかったので、動画と的確なアドバイス有難いです🥺」

⇨あのあともう少し細かく観察したところ、各ラップの前半12.5より、20mくらいのターン前のテンポが若干下がるのが気になりました。アップの際に、各ラップの5mラインに向けて上げていく感じになるよう、少し修正しておくと良いかと思います。

 

「レース前のメニュー調整、ありがとうございました。75×2本+50と迷いましたが、ピッチを落とさずに泳ぎたかったので50×4本泳げて良かったです。最初の50を楽に速く、は想定内のタイムでしたが2本目後半から呼吸が苦しくなり始め(呼吸回数は我慢しないで泳いでいたのに泣) 少しずつストロークが乱れて呼吸も長くなって泣。少しでも立て直そうの気持ちだけで泳ぎましたが、スルーで泳いだら相当乱れていたのだろうと感じました。その辺りをしっかり頭に叩き込んでレース中、冷静に泳ぎたいです。

ストロークテンポが落ちていきながらも3,4本目はタイムキープ出来たのを前向きに捉えようと思います。」

⇨はい。中盤〜後半のペース感覚は良いと思います。水曜のように、前半から、後ろから強い人に追いかけられているイメージで行きましょう!(笑)

 

今週は、水曜に試合がある方もいて、5週目でもありますので、レッスンはありませんが、大会に出られる方々の健闘を祈りつつ、さて、私はどこで泳ごうか…と(笑)。私もレースまでちょうど5週間切ったとこなんですよね…。今週頑張らねば…。