さ、試合が近づいてきますと、できることが限られてくる…っていつも言っていますけど、まさに、その時期がやってきますね。
今回は、ジャパン前最後の持久的な練習。
ここを境に、疲労を取り除きながら、スピードアップする練習に入ります。
そうなると、いくら「泳ぎたい」と言っても、泳がせません(笑)。適切に練習を止めるのも、コーチの仕事ですから。
なので、どうしても泳がないと心配な人は、雨をかい潜ってお越しください(笑)。
昼の部です。
1と2はいつものルーティンです。
2は、もう自棄できなくなりますので、今のうちにパワーアップのきっかけを掴んでおきましょう!
3 ダイブのチェック。2本はキックのみ、後半は浮き上がりの泳ぎ出しのチェックです。
4 2本はパシュートで、流れを利用して大きな泳ぎを意識します。ストロークはカウントしていきましょう。ラストはプルでフリーとバック。バック…以前より上手くなっているでしょうか?(笑)
5 キックとスカリングの技術練習ですが、次のハードワークへつながるように、特にスカリングは手の迎え角を意識しましょう!
6 KPで100をハードです!腕、脚のパーツの持続力を、3本だけやっておきます。機能維持の一環ですね。
7 最後に「追いダイブ」。「調子が悪くてもここまでは出せる」のレベルを、最大限引き上げておきます!
8 今回は、ダウン前のプレスイムがありませんので、ダウンは長めにしっかり泳ぐようにしましょう!良い練習をしても回復が遅れると、再来週にピークが合わなくなります。
2は、12.5mで行います。いつもより2.5m短いので、その分出力を高めましょう!
3 夜の部は、500は2本だけです。内容はパシュートではないのですが、昼の部とほぼ同じです。
4 150を、1本目はIMを入れてスムースに。2本目は、200のペースで「試し撃ち」しておきます。中盤以降のギアを上げるところと、ペースを落とさないようにするところの、シミュレーションです。
5 キックとスカリングの調整をして、次の地獄へ挑みます(笑)。
6 ダイブから板無しキックで25をハードに泳いだら、すぐに上がってまたダイブしてスイムで帰ってきます。これを、リレー形式で行います(笑)。機敏な行動が取れるか?が、成否の鍵を握ります!
最後に、ヘトヘトの状態で25を1回。昼の部同様、「へたってもここまでは出せる!」レベルを引き上げておきましょう!
7 ダウン前のドリルを、以前のルーティンに戻してみます。ゆっくり技術確認をしながら、沈静化させつつ、次回の練習に備えましょう!
試合当日に「体調が良い」なんて、私たちのように日々仕事をしながら大会に出る人にとっては、「宝くじに当たる」くらいの確率ですよね(笑)。
なので、そんな偶発的なことはアテにせず、「コンディション悪くても、常にこのくらいは出せる」レベルを高くしておくと、安心して当日楽しめますもんね。
程よく、気圧も低そうですし(笑)、悪い条件はたくさん揃っていますので、こういう時こそ、自身のポテンシャルを伸ばせるチャンスだと思って、頑張れるように、良い準備をしておきましょう!