レースの後によく聞かれるお話。

「同じ組の人がみんな速かったんで、前半思ったより行きすぎた」

「前半楽な感じで泳げて、ラスト頑張れたからタイム出たと思ったのに・・・(前半が遅かった)」

これらは、トライアル形式の練習を導入する前によく聞かれた言葉です(笑)。

コロナ禍で大会が次々に中止になった時期に、この「土曜トライアル」が生まれました。当初は、プールによるダイブの有無以外はレース形式でした。なので、本当のレースのつもりでの全力泳を行い、課題を抽出してまた練習に励む…という感じでしたね。本当にレースができない時期でしたから、自身の力を試す場として、有効に使われていたと思います。

 

徐々にレースが再開されてからは、このトライアルの役割も変わってきました。時期によってロングレスト、またはショートレストのブロークンや、3/4などのトライアルを入れるようになりました。レースはレースとして行われますので、そのレースに向けた「強化の一環」として、使いやすいようにしたわけです。

ただ、基本理念としては、レースをシミュレートできる場として、事前にできる失敗はしておこう…的なスタンスです。

形式は変わりましたが、今でもそこ姿勢は変わりません。

 

今月は月末にあと1回のトライアルを行います。ジャパンマスターズまではあと3回ですね。いろいろと試し撃ちを重ねながら、自身のペースの最適解を探っていただけたらと思います!

 

気づいた点や質問など---------------------------

「前半50mの難しさをあらためて実感。抑えているつもりはないので、現状の泳力がこの辺りなのだとは思いますが。ディセンディングでターンを意識して泳いだのに、25m時に失敗したのも反省点。教えていただいたキックに頼らないで50mのインターバル練習に取り組んでみます。ジャパンマスターズまで試合がないので、トライアルで実戦に近い練習をしたいと思います。」

→50単位のスムース・ハードなどの際に、キックの頼らずどこまでスピードが上げられるかにトライしておきましょう!そこでのアベレージが上がると、前半のスピードが1段階挙げられると思いますよ!

 

「今日は3/4ということもあり、ストローク数にはあまり拘らす、力まないことだけを意識して、泳いでみました。結果は、自分でもへぇ~っていう感じでした(笑)。

最後の50は、150ということもあり、結構ギアを上げたつもりなので、このペースで200はちょっと厳しいかと思いましたが、この前の短水路の150のタイムより良かったので、再び自己ベストペースで泳げていたのは良かったです。

最近キックが使えるようになってきたのと、背中を意識してストローク出来るようになってきたのが、良い傾向ですかね。

来週は最後の短水路、熱海で200を泳ぎます。場所が場所だけに、🏊‍♂️と🍺、🍢どっちがメインなんだって言う感じですが、🏊‍♂️もちょっと頑張ってみようかと思いました(笑)。」

→調子が良さそうなので、二刀流でいきましょう!(笑)アミノ酸をしっかり摂られると、肝臓のダメージ修復ができるかと思います!

 

「今日はレース前に泳ぎの確認ができ良かったです。50×4desが思うように泳げなかったのでトライアルの結果はある程度は予想できましたが、それ以上に体が動きませんでした。動画からは、入水時に力が入っているだけに見えました。呼吸の戻しも遅かった気がします。キックを含めレースまでにできる限り修正していきたい思います。」

→現場でいろいろとチェックした課題を、できる限り練習で落とし込んで、少しでも改善した状態でレースに行けると良いですね!心配せずいきましょう!

 

「75m背泳ぎのトライアル。4分の3練習の効果は50からの25mを落とさないで…というよりそこがラストスパートになるので飛ばすのが大事なのだと、前の組の人のトライアルを見て納得しました。自分はそこでキックをしっかり打とうと決めました。100のレースでもこれくらいの強気があってもいいのかなと思えました。動画を確認し課題の右手キャッチが少し良くなってきたかと。もっとグライドを意識してもいいくらいかと思いました。」

→レースの時にグライドを意識しすぎると、テンポが落ちてしまうので、そこは注意が必要ですね。今回は50過ぎにギアを変えたことがちゃんとスピードに反映されていますので、調子は良いと思います。この勢いで行きましょう!カギはキックですかね(笑)。

 

さ、今週は東体とオアシスですね。変則開催ですが、それぞれの環境の特性を活かして、頑張っていきましょう!