今日で３月も終わり。活動期間も５か月を切ってしまいました。
おかげさまで、３月もいろいろと活動できました。
３月３日第一日曜日は汎アマゾニア日伯協会のフェイラ。その日はもう一つの行事も重なって、協会は大賑わいでした。それは、ベレンの青年たちが「青年会」を立ち上げて、その発表会として、「日本文化の伝承」をテーマにワークショップを開催。
日系社会の高齢化が進み、さまざまな日本文化の伝承が危ぶまれています。私の活動内容の一つに、若者への「和食の伝承」があります。いつも私のボランティア活動を青年たちが手伝ってくれていますので、今回は私がお手伝い。会場で茶道(飲み方）、折り紙、切り紙盆踊り、箏、書道と盛りだくさん。私は「おにぎり」で参加。若者たちらしく、すべてコンピューターで管理運営。大勢の参加者にもかかわらず、混乱なく、日系、非日系の子供からお年寄りまで、楽しい時間を過ごせたようでした。
初めての試みでしたが、まずまずの会となり、拍手を送りたいです。
今回のイベントの様子から、高齢化社会の問題がわずかに良い方向に動き出したように思います。これから、５月５日の子供の日、７月６日の夜、七夕前夜祭が企画されています。この動きが止まらないように、活動期間いっぱい、応援したいと思います。
立派な雛飾り ベレン領事事務者からお借りしました。
お茶を振る舞うBGMに「うれしいひな祭り」をお筝で生演奏
おにぎりの「型」を使わずに、小さな子供も自分の手でしっかり握りました。
一番人気は、浴衣の着付け、そして写真撮影
３月６，７，８日は隣りのマラニョン州サンルイス市の日本祭りで、３回講習会を開きました。べレンの領事事務所、ＪＩＣＡブラジル、セウマ大学のご協力を得て、毎回３０名近くの考えていた以上の講習生に「カレーライス」、「五目炊き込みご飯と千草揚げ」、「焼き餃子（ギョウザ）と杏仁豆腐（シンレンドウフ、アンニンドウフ）」を実習しました。ほとんどブラジル人の参加者で、驚きは全員が「焼き餃子」を初めて食べる！！まだまだ、「日本の家庭料理」の普及は時間がかかりそう。
日本祭りの会場「セウマ大学」 熱心に実習
３月１５日には江口ＪＩＣＡブラジル所長が今年度で、日本に戻られことから、協会で、送別会を行いました。私も「蒸猪木葱」と「カニクリームコロッケ」で参加しました。
３月２１日にはいつもの家庭料理講習会。３品すべて「豚肉料理」にしました。
夜は定員の１２名。「とんかつ」はやはり人気。「豚肉の風味焼き丼」、「肉の酢みそ和え」も実習。
３月２５日の朝の地元テレビ局「ボンジーア、パラ！」というモーニングショーに生出演。土日をかけて料理を作り、月曜日の朝は４時起きで準備をして、５時には協会の調理室へ。６時半ころから、「日本料理が人気です」というリポーターの話が始まり、日伯会長のインタビューが続き、いよいよ私の出番・・・なんと電波事情が悪く、中継が中断。その間は和食レストランのビデオが流れていて、やっと回復して、二言三言・・・また切れて、せっかくの料理もあまり映らず・・・結局私や料理が映ったのはほんの２，３分。それもとぎれとぎれでした。見ていてくれた友人が、もっと料理の内容がわかるように映してほしかったといってきました・・・
一汁二菜の夕食 味噌汁・里いもの煮物・白和え
お花見弁当と花見団子
３月２７日、突然、米２ｋｇ（１升４合）を持ってきて、「おにぎりを作ってほしい」との依頼。いろいろとお世話になっている商工会議所の総会の懇親会のためで、ちょうど遊びに来ていた、友人も手伝ってくれて５０個ほどのおにぎりを作りました。その夜はいつも手伝ってくれる青年会の一人が大学生となり、そのお祝いの会があり、「スイートポテトケーキ」をお土産にしました。
昨日３月３０日、スーパーの商品開発５回目がありました。実は昨年１２月に４回、頼まれたスーパーで、日本料理でブラジルで人気の商品をスタッフといっしょに調理。「販売」目的ですから、食材や、調味料をキチンと計量し、更に「排気量」も計量。１２月の内容から、焼き飯、焼きそば、鶏のから揚げなどパッケージも新しくして、売り出しています。まあまあの売れ行きのようです。昨日はスタッフと米のとぎ方、炊き方、すし飯の作り方、「太巻きずし」と「細巻きずし」・・・を実習。
次回は４月１０日に和食のデモンストレーションを行うことになっています。
長々と書きました！！
４月も講演会、理事会の昼食、フェイラ、スーパーのデモンストレーション、家庭料理の講習会など、忙しくなりそうです！！