ブラジルにはいろいろな祭日があります。11月2日は「お墓参りの日」先祖のお墓にお参りに行く日で、お休み。親戚も集まることが多く、3日もお休みのところもあります。したがって、理事会も1週間延期で、11月10日になりました。

 

理事会昼食の内容を、月によって、「和、洋、中」を決めているわけではありませんが、同じジャンルの料理が重ならないように・・・と考えていたら、11月は和食となりました。和食は食材の旬、季節感が大切になりますが、ここベレンでは雨季、乾季という季節、日本では「季違い」となりそうな取り合わせも気にしない・・・以前、JICAボランティアとして活動したモジダスクルーゼスで、栗とタケノコが一緒に店頭に並んでいたのですから・・・

ただし、材料が重ならないように、彩りよく、一番は、今までにお出ししたものをまた献立にいれないように、気を配っています。ベレン特有の食材を一つでも使いたいと思い、今回は吸口に、「ジャンブー」をさっとゆがいて「結び三つ葉」のように形作って、入れてみました。

いつも辛口の批評をしてくださる男性の理事が、「ジャンブーがきいていて、汁がおいしかった」と言ってくださいました。

ソブリメーザは「淡雪かん」。ベーシッククラスではイチゴを使って季節を出していますが、今回はキーウイ、スイカ、そして、「マンガ」を散らして見ました。淡雪が珍しかったようで、何でできている?と質問されました。「まんじゅう」とか「もち」関係の和菓子はよくみかけますが、まだ、淡雪かんは見ていない気がします。ただ淡雪だけでなく、ベレンのフルッタを入れた寒天ゼリーと二層にし、彩りも華やかにしてみました。

 

     

 

寄せ玉子の清汁 吸口ジャンブ」、「ツナの鳴戸」、「ナスの田楽 トマト・オクラ」、「鶏肉のじぶ煮風」、「月見蒸し

ソブリメーザ 「淡雪かん」

 

9月はいつも通り第一金曜日1日でした。

 

和食でちらし寿司「西洋ずし」、「巣ごもり椀(わん)」、「鮭と野菜の南蛮漬け」、「ごぼうとにんじんの金平煮」、「ひじきの煮物」、「あんみつ」。

 

   

 

西洋ずし」は母が考案した、「ちらし寿司」。細工物が得意な方にお願いして、寸法をわたしたところ、すし枠を作っていただけました。具をパラエンセ(パラー州の)にしたかったのですが、色が合わず、次回、もう少し食材を工夫をしたいと思ってます。

うずらの卵がたくさん売られていますので、巣ごもり椀の中に、ゆでて星形に切ったうずらの卵を使いました。

日系、非日系を問わず、甘酸っぱい味が好きのようなので、これまた大好きな「鮭」で、「南蛮漬け」を作りました。

箸休め程度に、金平煮を2品、ごぼうと人参、ヒジキと油揚げ。

最後にあんみつと緑茶。

 

 

10月はまたまたシーリオで、6日第一金曜日は、協会近くのナザレ大通りを「サンタさん」が朝8時過ぎに歩かれます。その混雑はすごいので、11日水曜日の変更。

中国風の料理で、「白菜の中国風おひたし」、「乾焼蝦仁(えびの辛味ソース炒め)」、「炸蟹丸子(カニ団子の揚げ物)(今回は海老と白身魚)」、点心「牛肉のチャーハン」、「ふわふわババロア」。

 

 

 

ベレンでは「海老」が大人気!!フェイラで「エビフライ」が飛ぶように売れます。

いわゆる「エビチリ」、辛いものも好きなので、大好物のようです。

パンを5mm角に切って、パン粉の代わりに、魚の団子の周りにつけて揚げます。クルトンがついている魚団子といった感じ。

牛肉のチャーハンの決め手は「しその葉」、残念ながら、ベレンではほとんど見かけない。今回はジャンブとマンジェリコンを加えてみました。

若いころ、船の料理人をしていたシェフから教えていただいた「ふわふわババロア」

日本では使うフルーツがほとんど缶詰。せっかくなので、今回はマモン(パパイア)

マンガ(マンゴー)、ラランジャ(オレンジ)、ピタイア(ドラゴンフルーツ)を使いました。ピタイアはほんの小さじ1程度入れましたが、だいぶ濃く色が出ました。

いそいでいて、写真を撮り忘れました。もう一度作ってみます。この写真はサイトにのせてある、缶詰のフルーツのものです。

 

今日は11月2日、ブラジルでは通称「お盆さん」と言ってお墓詣りをして先祖をしのぶ日で、祭日。明日が第一金曜日ですが、親せきが集まったりするとかで、今回の理事会は第2金曜日に変更です。

「理事会の昼食」の続きです。

 

7月7・8・9日はサンパウロで、世界で一番といわれている「日本祭り」が開催され、パラー州を知ってもらうブースを「汎アマゾニア日伯協会」が中心となって出しました。2017年にJICAのブースを手伝って以来、久しぶりのお手伝い。したがって、理事会は第一金曜日ですが、7月14日の開催となりました。

 

中国風の料理、「拌三糸(中華風三色和え物)」、「鶏の唐揚げ」、「肉じゃが」、「タケノコとハムのスープ」、「JC中国風蒸しパン

 

 

ベレンでも春雨・しょうがはいつでも手に入ります。今回は使っていませんが、干しシイタケ、ビーフンも同様。タケノコ、にら、青梗菜はスーパーにはありませんが、協会に1週間に一度売りに来る業者がもってきます。豆板醤、オイスターソース、ゴマ油など、特別の調味料もあります。というわけで、中国風の料理は十分可能です。

 

 

8月はいつも通り1週目の金曜日8月4日に開催されました。

ベレンに来て初めての西洋風の料理。

カリフラワーのサラダ」、「白身魚とズッキーニのニンニク炒め」、「鶏肉のカレーソース煮」、「りんごのクレープ

 

 

ベレンは河口の町、さまざまの魚が店頭に並んでいます。今回は白身魚として、「ドラダ」を使いました。ズッキーニは日本と違って、皮の色が薄い緑で少し縞模様になっています。日本のものより大きいものが多く、半月切り、時にはいちょう切りにしたり!!

鶏肉のカレー煮込みはちょっと野菜のみじん切りが大変でしたが、いい味に仕上がりました。

リンゴもいろいろな種類を売ってます。「マッサンべルジ(青りんご)」がしゃきっとして、少し酸味があり、気に入って使っています。クレープにリンゴを焼きこんだもの、次にもっと違ったクレープをお出ししたいと思ってます。