昔、ベレンで見つかったマリア様が10月には、何日もかけてベレン近郊の町を歩かれ(警察の車両にのせて回る)、人々の願いを聴かれ、また願いが叶った人々のお礼を受けられるとのこと・・・それをシーリオといい、10月3日から始まります。

ベレンでは「サンタマリア」を親しみを込めてだと思いますが・・・「サンタさん」といいます。私も「サンタさん」と呼ばせていただきます。

 

10月3日、「ゼンチウ」から出かけられたサンタさんはナザレ教会の広場に設けられた建物に入られます。その広場にはシーリオの間、移動遊園地ができて、大勢の人が訪れて楽しみます。

10月5日、サンタさんにかけられる今年の衣装「マント」が発表されます。

 

10月6日の朝、ミサが行われた後、8時にナザレ教会を出発して、マリツーバまでをいよいよ、警察車両に乗って、「歩かれます」。日伯協会から2,3分の大通りを歩かれますので、8時ころからはほとんど車は通れまくなります。私もいつもより1時間くらい早く日伯協会へ、職員といっしょに8時10分頃、ナザレ通りに。そこには4車線ある通りを、警笛を目いっぱい鳴らしながら自転車「部隊」?がやってきてました。

 

《だんだん増えていく自転車部隊?!》

 

 

《サンタさんを待つ人々》        《撮影に余念がない人々》

 

 

あまりの自転車の多さに、ほとんど歩くのと同じですから、そのうるさい?!と言ったら、隣同士での話もよく聞こえないほどです。それに、物売りも出たり、歩道ではサンタさんの「Tシャツ」が売られ、その賑わい?は何と言ったらよいのでしょうか・・・そうです、お祭りです。

 

 

         風船売り                 Tシャツ屋さん

 

サンタさんは8時20分頃、私の前を通られました。

 

 

 

その少し前から、サンタさんが見え始めると、集まってきていた皆さんは両手をサンタさんに向けてあげます、通り過ぎるまで!!なんと、片手は携帯の撮影をしながら、なんて人もいました。

 

    《たぶん、マスコミ車両?》    《大型観光バスもシーリオ使用》          

 

 

通り沿いに大きな病院があります。サンタさんは警察車両からおり、病院の中へ、患者さんを励まされるとのこと。20分ほどして戻ってこられて、また歩かれるのです。サンタさんが見えなくなるころ、歩道の人々は三々五々、それそれ、職場や家へと戻っていきました。

 

      《見えなくなるまでお見送り》

 

シーリオはまだまだ続きます

10月7日は、前日のアナニンデーワ市マリツーバから、「歩かれて」、ベレン市イクアラシへ。そこから、9時に船で、エスタソンドッカス近くの公園に向かい、そこで上陸。バイク部隊に守られて、ゼンチウ(学校)へ。夕方、ろうそくの灯で照らされて「セー教会」へ向かいます。

サンタさんをさまざまな船がお出迎えにいます。幸運にも、今回は友人のご厚意でお迎えの船に乗ることができました。思っていた以上の光景は、次回・・・