昨年、赴任して間もないころ、「日本週間」が終わってから・・・「サンタさんがそろそろ通るかしら・・・」とか「サンタさんが来ると、道路も混むね・・・」

「えっ、ベレンって、サンタクロース、まだ9月なのに、もうやってくる?!」私の頭の中は?????9月も終わり近くになったら、「シーリオの日にアルモッソ(昼食)にいらっしゃい」とお誘いを受け、「シーリオって何?」とまたまた?????その時は、一応、「サンタさん」とは「サンタマリア」のこと、「シーリオ」はその信仰のお祭りくらいの理解でしかありませんでした。

 

結局、もやもやしたまま、今年もシーリオがやってきました。

10月1日、数日前からサンタマリアの像と色とりどりのテープが飾られた、住んでいるアパートのロビーでは、朝8時ころ、ミサが行われていました。



  

 

10月2日、協会の近くのスーパーに買い物に行くと、入り口にはサンタマリアの像、店内のBGMはもちろんサンタマリア関係の歌、さらに、シーリオの日に作られる料理の食材が通常の売り場以外にも山のように積み上げてありました。

 

 

今年こそは「シーリオ」「サンタさん」とは?の疑問を解明!!するべく、事務局長から教えてもらいました。

 

昔、まだベレンの町ができる前(400年以上前?)、マリアさまの像が見つかり、それを修復したものともう一体レプリカを作り、オリジナルは「ナザレ教会」に、レプリカは「ゼンチウ(GENTIL)」という私立の幼稚園から高校までの学校(ナザレ教会と道をはさんだ向かい側にあり、管理者は修道女)に安置されているとのこと。

10月には、そのマリアさまが何日もかけてベレン近郊の町を歩かれ(警察の車両にのせて回る)、人々の願いを聴かれ、また願いが叶った人々のお礼を受けられるとのこと。

10月6日の朝7時、マリア様(ゼンチウのを像)を乗せた警察車両がナザレ教会を出発して、ナザレ通りをアナニンデーワ(ベレンのとなり町)のマリツーバまで運ばれます。協会のすぐ近くがナザレ通り、朝8時ころ、車道はマリア様に従って、マリツーバまで歩いたり、自転車、オートバイ、車・・・などでついていく人々で埋め尽くされます。昨年、その様子を目の当たりにして、その人の多さに驚くばかり!!

 

その様子は、また明日・・・