4.胸部

 

 6.胸椎体性機能障害(T5~T12)

 

  (適応)

    リラクセーション(等尺性収縮)

 

  (テクニック)

 

Muscle Energy Technique(MET)

 

  (基本リスティング)

    ESRRR:Extension  Sidebending  

           Right  Rotation  Left

 

(1)患者さんを施術ベッドの端に

         座位になってもらう。

 

(2)施術者は患者さんの

   健側側面に立つ。

 

(3)患者さんに

         胸の前で

   両腕を

   患側上腕を上にして

   組むように

   指示する。

 

(4)施術者は

   上方手

   患者さんの身体の前に回して

   手掌で

   患者さんの患側肩を把持する。

 

(5)施術者は

   下方手の母指、示指、中指を用いて

   障害胸椎と1つ下の胸椎棘突起

   モニターするように触診を行う。

 

(6)施術者は

   下方手の母指、示指、中指を用いて

   障害胸椎と1つ下の胸椎の分節間

   モニターするように触診を行う。

 

(7)施術者は

   患者さんの脊椎を

   少し屈曲

   少し伸展

   させながら

   健側上腕

   制限バリアの開始点まで

   患者さんの

   体幹を屈曲させて

   モニターする。

 

(8)施術者は

   下方手の母指、示指、中指を用いて

   障害胸椎と1つ下の胸椎突起

   モニターするように触診を行う。

 

(9)施術者は

   患者さんの脊椎を

   少し側屈

   少し回旋

   させながら

   健側上腕

   制限バリアの開始点まで

   患者さんの

   体幹を健側回旋させて

   モニターする。

 

(10)施術者は

   患者さんの脊椎を

   少し側屈

   少し回旋

   させながら

   健側上腕

   制限バリアの開始点まで

   患者さんの

   体幹を健側側屈させて

   モニターする。

 

(11)患者さんに

   立ちあがってもらうように

   指示する。

 

(12)患者さんに

   両肩

   患側回旋してもらうように

   指示する。

 

(13)施術者は

   (12)を確認しながら

   上方手

   患者さんの回旋力に

   逆らったベクトルで

   反発抵抗を加える。

 

(14)患者さんの

   (12)の筋収縮力は

   施術者が

   モニター可能な分節の高さで

   筋収縮を触診するのに

   必要な程度で誘導する。

 

(15)施術者は

   患者さんの

   障害胸椎に

   等尺性収縮

   3~5秒間キープする。

 

(16)患者さんに

   リラックスするように

   力を抜いてもらうように

   お願いする。

 

(17)施術者は

   患者さんが

   完全にリラックスしたのを

   確認後、

   3方向ベクトル面に対し

   新たな制限バリアの開始点まで

   健側側屈

   健側回旋

   屈曲しながら

   リリースを行う。

 

(18)施術者は

   患者さんの

   障害胸椎機能障害の動きが

   最大に改善するまで

   (12)~(19)を

   3~5回繰り返す。

 

(19)施術者は

   手技の効果を確認するため

   機能障害部位を再評価する。