3.胸椎

 

 2.胸椎機能障害

  →中立位胸椎伸展法

      →テクニック

    軟部組織テクニック

(1)患者さんを施術ベッドに

         またがらせて座位

         なってもらう。

 

(2)施術者は患者さんの

   左側面に立つ。

 

(3)患者さんは

   頚部後方に

   両手を組んで

   もらうようにする。

 

(4)施術者は

   患者さんの

   左上腕の下から

   左前腕を通して

   患者さんの前面から

   右肘を把持する。

   

 

(5)施術者は(4)と同時に

   患者さんの

   左肘を

    左前腕肘前窩付近で

  ホールドする。

 

(6)施術者は

   右手手指を

   丸めて頭側に指先を向け

   障害胸椎棘突起上に置き

   母指球を

   障害胸椎傍脊柱起立筋群の

   左側にコンタクトし

   小指球を

   右側にコンタクトする。

 

(7)施術者は

   右手を用いて

   ゆっくりと

   患者さんの

   腹側と頭側に加圧し

   軟部組織に働きかけて

   長軸縦方向に

   伸展させるように

   コントロールする。

 

(8)施術者は(7)と同時に

   左手を用いて

   患者さんの

   両肘を

   押し上げるように

   コントロールし

   更に胸椎を伸展させる。

 

(9)施術者は

   ゆっくりと

   リズミカルな動作をし

   更に

   深く持続的な動作を

   加えていく。

 

(10)施術者は

   右手を用いて

   他の胸椎にも

   移動させながら

   胸椎傍脊柱起立筋群に

   (7)~(9)の動作を

   繰り返し行う。

 

(11)手技の効果を確認するために、

         患者さんに痛みの閾値を確認させる。

          閾値の初期レベル確認方法は、

          10段階評価スケールを用いて

          患者さんに評価してもらうこと。

 

(12)施術者は

          胸椎関節機能障害領域の

          可動性を再評価する。

 

(13)施術者は

         筋膜リリースの有効性を確認する。

   →少なくとも

              70%以上の痛みが

              軽減することを

              目標とする。