1.頸椎

 

 36.C2~C4機能障害

 

     →筋膜リリース

 

   ※FSRRR:Flexion Sidebending Right Rotation Right

 

(1)患者さんを施術ベッドで背臥位になってもらう。

 

(2)施術者は施術ベッドの患者さんに対し頭側へ椅子に座る。

 

(3)施術者は右手手掌で患者さんの右頚部をやわらかく保持する。

 

(4)施術者は左手手掌で患者さんの頭頂部をやわらかく保持し、頸椎の

 

   前後面カーブを平坦になるようにコントロールしながら屈曲させる。

 

(5)施術者は左手でやわらかく頭部に長軸圧を加える。

 

(6)施術者は左手の長軸圧を維持しながら、頭頸部の軟部組織と筋肉の緊張が

 

   最大に緩和するまでやわらかく頭部と頚部を屈曲→右側屈→右回旋させる。

 

(7)施術者は患者さんの緩和姿位を維持しながら3~5秒間保持する。

 

(8)施術者は患者さんの頭頸部を緩和姿位からゆっくりと軸圧を緩めながら

 

   中立位に戻していく。

 

(9)施術者は患者さんの障害椎骨付着筋筋膜をリリースし、緊張緩和が

 

   触知できるまで(4)~(8)の操作を繰り返し行う。

 

(10)痛みの閾値を確認する。

 

    閾値の初期レベル確認方法は、10段階評価スケールを用いて

 

    患者さんに評価してもらうこと。

 

(11)施術者は体性機能障害要素(TART)を再評価する。

 

(12)施術者は筋膜リリースの有効性を確認する。

 

    →少なくとも70%以上の痛みが軽減することを目標とする。