(前回の続き)

 

③骨折

 

 足首は荷重がかかる為、

 

 骨折することがあります。

 

 骨折する部位としては、

 

 ⑴脛骨下端部(スネの骨の下1/3部分)


 ⑵腓骨下端部(スネ外側骨の下1/3部分)

 

   ⑶足根骨(距骨、踵骨)

 

  足首を骨折した場合、

 

 免荷固定(体重を患部に乗せない処置)


 をするので、

 

 ギプス固定、副子固定を行います。


 だから


 松葉杖や車椅子を使って


 患者さんの移動を補助している。


 しかし、


 ⑴⑵⑶を保存療法で治療していくと


 必ずぶつかる壁があります。


 それは


 荷重による


 「変形治癒」


 という治癒形態です。


 接骨院では、


 この変形治癒を最低限に留める技術を


 いつも考えている。


 足首の骨折は、


 患者さん個人個人でパターンが異なり、


 同じ様な固定法が


 役に立たないケースが多い。


 だからこそ、


 試行錯誤の固定法をチャレンジしてみて、


 修正を重ねながら、


 治癒に導いている。


 整形外科ならば、


 手術して内部固定をする事が出来るし、


 痛みを除去する為に


 痛覚神経を切断することも可能である。


 しかし、

 

 変形治癒してしまう。


 変形の度合いも、保存療法よりも少ないとは


 断言出来ない。


 (次回へ続く)