9月に入りました。まだ日中は暑いです。

日差しの強い14:30に面会です。


母は薄手の花柄のブラウスを着ていました。

寒いか?聞いてみましたが、カーディガンはいらないとのこと。暑がりですから、今の季節でも薄手ブラウスで良さそうです。


しっかりとメンダコのぬいぐるみを右手で掴んでいました。手持ち無沙汰な左手は、車椅子の手摺りに置いてます。特に嬉しそうなそぶりはしませんでしたが、妹が「私誰だか、わかる?」と意地悪な質問をすると、「知らない人ー!」とわざとわからないフリをして冗談を言います。


妹が日本の歌の歌集を持ってきてて、渡して、ポストイットが貼られた歌を一緒に歌おうと誘うと、マスクをしたままで、歌い出しました。


あざみの歌と、北上夜曲。

歌集の字も読めるし、歌のフレーズも覚えているようです。私がYouTubeで歌を流すと、キーが合わなくて、歌うと言うより、歌詞を読んでいましたが、声は出るようで、むせることもありませんでした。


おもちゃのそろばんを渡すと、玉を動かそうとしますが、重力に負けて、玉が落ちてしまうので、「玉が緩いから動いちゃう」と文句言ってます。そろばんはテーブルのような平らのところで弾けばいいのですが、そうではないので仕方ない。


数日前にこの施設の訪問歯科の先生から無料診察を受けていたので、そのことを聞いてみました。


お母さん、歯医者さんで診てもらった?

うん、診てもらったよ。


顔つきも普通です。適当な答え方ではなく、思い出して、すぐ答えてくれました。


母はリハビリ病院では、食べることに協力的でなく、意志が感じられなかったので、リハビリが進まないまま半年間過ごしました。


しかし、この老健の言語聴覚士から嚥下機能に問題ないと判断されたので、トロミのある食べ物から食べる練習をさせたいと計画書を今日渡されました。一通り読んで、私たちも納得いく内容でしたので、サインをし、すぐにリハビリを始めてもらうことにしました。


リハビリ病院と違って、毎日では無く、週一回なので、なかなかリハビリも進まないと思いますが、言語聴覚士さんから積極的な指導を実施してもらえるのは有り難いことです。


先週の訪問歯科の先生も、母は歯が沢山残っているので、週一回診療を続けて良いか打診ありました。口腔ケアは老健でしてもらってますが、奥歯が腫れているので、口腔ケアとその治療をしてもらえるそうです。費用は1割負担なので、この内容なら一回500円くらい。


食べたり、飲んだり出来るようになる為の準備は着々と進んでいて、何よりです。