キャンセル一席に飛び込んだ万座ツアーの締めくくりは、大きな弧を描いた虹。

紫ラインがはっきりと内円を縁取る。

写真は他人任せのつもりが、身を乗り出してスマホカメラのシャッターを切ると、誰かが「標識注意」と叫んで知らせてくれたのに、鏡がフレームど真ん中。

虹と鏡に写った私達のバス。其れもレアで、洒落てますか。

虹から見たら、こんなにはしゃいでいる私達をどう思うのだろうか。バスの中がひときわ楽しかったのは、何十年ぶりだろう。昨年11月から部分的にバス通勤をして、バスを気に入り、バス通勤の時間を愛でていたから、バスから恩返し?かもしれない。

付喪神は知らぬ間に身近にいて、寄り添ってくれているに違いない。
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