さて、7月17日から約1週間の関西出張を終え、
沖縄に無事帰ってきました。


出張始めはまだ梅雨明けもしていなかったらしいが、幸い天候にも恵まれ、
お仕事も順調、神社巡りも充実した。


と、いうわけで、

関西1日目から順を追って
参拝した神社を紹介しまーす。




1日目は仕事はなく、移動のみ。

昼過ぎに大阪の西成区のホテルに到着。

すぐに電車に飛び乗り『石切駅』で下車。


駅を降りると、すぐに鳥居があった。

ワクワクさせてくれるゼ。



東大阪市からの眺め。

高台のとても素敵な坂の街である。

少し、首里に似ている気がした。



そして、石切駅から徒歩7分。




関西神社巡りの1社目は、
『石切剣箭神社 上之社』でございます。


石切剣箭神社本宮から、
さらに坂を登った場所に鎮座。



参道に木漏れ日が射して
とてもキレイだ。


振り向いてもキレイ。



手水舎。



長い階段を昇る。



ででん。




拝殿。


『石切剣箭神社 上之社』

鎮座地 大阪府東大阪市上石切町
創建 神武紀元二年
祭神 饒速日尊 荒御魂  可美真手命 荒御魂

饒速日尊(ニギハヤヒ)や
息子の可美真手命(ウマシマジ)の
荒御魂なんて初めてみた。


神様の「荒御魂」が祀られている場所ほ、
元宮とか奥宮のような、
元々あった場所に多い気がする。


「元の場所から訳あって移しますが、
 どうか、荒ぶらないで下さいね」と
願いを込めて「荒御魂」としたのかもしれない。

(もちろん、後世の人間が。)




生駒山の麓に鎮座。


石切剣箭神社という社名は、
祭神の御神威が強固な岩をも切り裂き、
貫き通すほど偉大な様を表している。


改めて、自分自身の信念を貫くことを
ここに誓います。




「心の中に剣を持て」





横から本殿。

ここからさらに山を登った宮山に
『元宮』がある。

元々、ウマシマジが
父神のニギハヤヒを祀った場所が元宮であり、
この神社の起源。


段階的に山から社が降ろされていった。


元宮
現在の石切剣箭神社上之宮(ここ)
現在の石切剣箭神社本宮



というように還座していったのである。



代々、石切劔箭神社の祭祀は、
木積(こづみ)氏が務めていた。

木積(こづみ)氏とは、
物部氏系統の『穂積(ほづみ)』が
転じた名である。


つまり、ニギハヤヒの血統。



さらに、奥へと進む。



『御礼池』


集まるは、感謝を託す『御礼亀』。

ちっちゃくて可愛らしい。




境内摂社
『婦道神社』
祭神 弟橘姫命 御炊屋媛


『弟橘姫命』は、ヤマトタケルの妃であり、
父は穂積氏の祖『忍山宿禰』。

つまり、物部氏と同族である。


『御炊屋媛』は別名、登美夜毘売。
ニギハヤヒの妃でナガスネヒコの妹。

そして、ウマシマジの母。


つまり、二柱の女神は
ガッツリ物部一族なのである。





社殿は素晴らしい佇まいだ。




『登美霊社』。

「トミ」はナガスネヒコの血統。



しかし、変わった造りだった。






さらに、登りの階段。

もちろん行きます。



ちょっとした山道。



神聖なる滝があった。

水の音が心地よかった。


滝から見た境内。

ここは本当に美しく、優しい場所だ。




『八代龍王社』
祭神 八代龍王神

由緒は不明だが、
古代からの水を司る蛇信仰と
中国から伝わった龍が結びつき、
龍信仰が盛んになった…


と、説明されている。


横から本殿。






とても素晴らしい神社でした。


関西出張の合間の神社巡り

1社目にふさわしい神社だった。


この後も、天候に恵まれた。




石切町は、石切職人の町。


此度の神社巡りは、
石にはじまり、石に終わる。


まだ、この時は気づいていなかったワケだが。






さてさて、次に向かう神社は…


ご教示頂いた神社です❗



つづく。


ではまた❗




人気ブログランキング