↑のつづき。

さて、まだ薄暗い早朝、広島駅から新幹線に乗った。

広島駅から岡山駅まで新幹線で約35分。
 
岡山駅から瀬戸大橋線快速マリンライナーに乗った。



瀬戸大橋から見る朝日はとてもキレイで、島々のひとつひとつを照らしていた。



岡山駅から約一時間後、高松駅に着いた。

予定より随分早く着いてしまった為、仕事前に高松の神社に参拝することが出来た。


高松駅から徒歩で高松築港駅へ。

そこから、ことでん琴平線に乗り、約20分。

一宮駅で下車。

そうです。

今回は一宮に縁があったのです。




線路の向こうからすぐ参道が始まる。

『田村神社』である。



参道を歩いてすぐ、立派な大木。



一の鳥居。





道路を渡って二の鳥居。

この時点で、一之宮の境内の広さを思い知る。



角がある狛犬が好きです。

狛犬の起源を考えた時に、阿吽の吽形には「角」があって然るべきだと思うのだ。



この鳥居❓️の形状こそ原初のモノに近いのではなかろうか。



髄神門。


味のある狛犬。  勿論、吽形には角が生えている。



阿形は、アングリと口を開けている。

なにかに驚いているようだ。


手水舎。


手水舎にして、迫力のある龍。

当社は龍を特に大事にしていることを、この後に知る。




『力石』。

昔の労働者は、労働力、つまり「力」が必要だった。

力石を用いて力比べをすることを娯楽とし、同時に筋力をつけていったのだ。



土俵かな?。

相撲は神事である。



社務所も立派。


三の鳥居。



こちらは境内図。

やはり広かったか。



ウサギさん。

今年はよろしくお願いいたします。


本殿。

讃岐国一宮『田村神社』

別名 一宮神社・定水大明神・田村大明神
鎮座地 香川県高松市一宮町字宮東
創建 西暦709年
祭神 田村大神(以下の五柱の総称)
○倭迹迹日百襲姫命 
(やまとととひももそひめのみこと)
○五十狭芹彦命 
(いさせりひこのみこと)
別名を吉備津彦命
(きびつひこのみこと)。
○猿田彦大神 
(さるたひこのおおかみ)
○天隠山命 (あめのかぐやまのみこと)
 別名を高倉下命(たかくらじのみこと)
○天五田根命 (あめのいたねのみこと) 
 別名を天村雲命(あめのむらくものみこと)

ご神体は奥殿深くの淵であり、涸れる事無き水源をもたらす神として、昔から信仰されている。


倭迹迹日百襲姫命は、第七代孝霊天皇の皇女。

吉備津彦命はその弟であり、四道将軍の一人で、吉備国の祖神となる。

吉備津彦命は『桃太郎』のモデルとされ、姉の倭迹迹日百襲姫命は『卑弥呼』候補の一人。

本当ならスゴい姉弟だが、まあそれは今はおいとこう。


カエルにフクロウ。






田村神社の三の鳥居の左側にも、鳥居がある。



鳥居をくぐると、待っていたのは『竜神』。



鳥居にも龍が巻き付いている。


田村神社の祭神は龍の姿をしているとも言われているのだそうな。


かっけー。

いかにも願いが叶いそうな如意宝珠。

現代的に言えば、「ドラゴ◯ボー◯」。





ここにも龍。


さらに奥に進むと、


『宇都伎社』
祭神 大地主神 倉稲魂神 


左側には『七福神』勢揃い。


左側には神馬。
そして、『姫之宮』。



姫之宮の鳥居の向こうには、寄り添う二柱の神。
道祖神かなとも思ったが、少し違うようだ。

女神の頭上には「月」、男神には「太陽」が彫られている。
その間に「結び目」がある。

「結ばれた」のか、

それとも「結ばれたかった」のか…




また龍。



毘沙門天の像。

どうやら、七福神の像が、神池付近を護るように配置されているようだ。



弁天橋を渡ると、六福カエルと、弁財天。


カエルがブレーメンの音楽隊を無茶振りされているようだ(笑)



『神池』。

田村の神は水の神。




宮島社。

広島の宮島に行けなかった分、こちらにご挨拶しよう。


蛇。

こっそり大物主を暗示している。

モモソ姫の夫(と、言われている)。



見所が多すぎるぜ田村神社。


田の神さん。




大黒天の横に、一打万福。

この平たい石を打つと福がくるのかな❓️


『稲荷社』。





讃岐にはキツネさんはあまりいないと聞いていたが、一社目にもういた(笑)

空海さんは、四国からキツネを追い出したが、「鉄の橋が掛かったら戻ってきてよい」と言ったらしい。

確かに、今は鉄の橋が掛かっている。

渡ってきたし。





『一宮のあわしまさん』
あわしまさんは 小さい神様 社も小さい
お参りするときゃ くぐって参れ

く、くぐれません…

そして、あわしまさんの鳥居の向こうには、巨大な男根。

なにを意味しているのやら。


はらみ石。


『素婆倶羅社』

祭神 少名毘古那神

医薬の祖神とされている。




伊勢神宮遥拝殿。



『一宮天満宮』。

祭神 菅原道真公



「へび⁉️」と思ったら、木だった。

しかし、この形の木をこのままにしておくことには、意味がありそうだ。




北参道。

まだまだ色々あるらしい。





海外開拓者殉難之碑。



緑の鳥居は珍しい。


海軍少年飛行隊の碑。



忠魂碑。


横から奥殿。



祓えの輪。


くるくる回せる。


狛犬。

特別な感じがする。

貴重なものだろうか。


犬島、猿王、雉ヶ谷の供を連れた弟の吉備津彦命へ、瀬戸内海の鬼退治を命ずる倭迹迹日百襲姫命。

鬼は悪いヤツばかりじゃないやい。


後ろから、奥殿。


十二支参り。


ワタシは酉年。

干支によって音が違うらしい。



八咫烏。

最近よくお会いしますね。


鐘楼門。


梵鐘には大祓詞が彫られている。


さぬきのタヌキ。

ようやくお会いできましたね。




お迎え布袋尊と大楠。

なんとまあ、圧のあるお出迎えである。


白い大鳥居。

駐車場があるから、車でいらした方は、ここから入るんですかね。



さぬき獅子。



さぬきのタヌキ。




『五芒星』。

今回の旅の伏線です。



戻ってきて、最後に遠くから竜神様を拝む。

龍ってなんであんなにかっけーのかなぁ。。


今回スゴく長い記事になってしまいました💧

まあいいや。

四国一社目の神社、楽しかった。


やはり『龍』は『神』である。


田村神社の祭神しかり、四国の他の神社も含め、『欠史八代』と言われる天皇の親族が、ちゃんと祀られております。

ワタシの実家もある埼玉県の稲荷山古墳から出土した鉄剣にしてもそう。


『欠史八代』の説は、どうやら無理がある。




さて、高松駅に戻って仕事仕事。


駅に向かう途中、線路の向こうに、キレイな三角山が見えた。

なんという名前の山だろう。


四国の旅は楽しい。


四国は最高ですよ皆さん❗


つづく。

ではまた❗

参拝日2023/01/31


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