↑のつづき。

さて、関西出張3日目は奈良駅である。

いつも以上に時間が限られており、行ける神社はひとつくらいだ。

普通に考えれば大神神社だとか、橿原神社、石上神宮などが思い浮かびそうだが…


たったひとつしか選べないのなら、ここしかないと私は思った。

奈良駅周辺で仕事を終え、桜井線に飛び乗って9駅。

桜井駅で下車⇒徒歩15分ほど。



バスは乗っていないが、最寄りのバス停の名前が格好いい。



『等彌神社』である。



先に感想から言うと、最高でした。

大好きです。



鳥居をくぐってタヌキさんにご挨拶。




社務所。



境内の案内図。



手水舎。



龍ではなく、亀なわけで。












どんどん進みます。









猿田彦大神社。

境内摂社にも関わらず、「大神社」とは流石だ。









金比羅社。



愛宕社。


見えてきた。



『等彌(とみ)神社』
下津尾社拝殿。

下津尾社右殿(八幡社)
祭神 磐余明神、品陀和気命
下津尾社左殿(春日社)
祭神 高皇産霊神、天児屋根命 





















石灯籠には、謎のミニ稲荷。



弓張社。



月。



文学の森探訪と称して、参道のあちこちに万葉集の歌碑が建てられている。

ふと、十代の頃、沖縄に引っ越してすぐに弟子入りした、三線の師匠を思い出した。

師匠と巡った『琉球歌碑巡り』。

今ならもっと楽しめるかもしれないなぁ。。




桜井市護国神社。

そして…




『等彌(とみ)神社』
上津尾社
主祭神 大日霊貴命


大日霊貴命はアマテラスの別名などとも言われているが、実際の祭神は『饒速日命(ニギハヤヒ)』だとする説がある。

偽書と呼ばれるホツマツタヱでは、アマテラスは男神『アマテル』とされる。


その全ての内容が「偽書」ではないはずなんだがなぁ。。


当社は創建年代は不詳だが、古代より『鳥見(とみ)山』に鎮座していたとされている。

鳥見山の西麓を能登山ということから、「能登宮」とも呼ばれる。
鳥居はなんと、伊勢神宮内宮から譲り受けたもの。

思った以上に特別な神社である。


鳥見山は、神武天皇の即位後、皇祖神及び天津神を祀った場所である『畤(まつりにわ)』。
日本書紀では、即位後に初めて皇祖天神を祀ったというの記述から大嘗祭の起源とされているのだそうな。

大嘗祭の起源って…

これはかなりスゴい場所なのではなかろうか。

そんな場所が、大日霊貴命(ニギハヤヒ)の祀る神社なのであれば、元々いた神様を鎮める為に祈ったということである。



社紋は『金鵄』。

八咫烏のトップオブトップ。

神武天皇を導いたというが果たして。。



建国の聖地、鳥見山への入口である。

いつもなら登らない。

時間の都合や体力的なことなどを理由につけて。


245メートルの鳥見山。



片道1キロメートルの鳥見山。



「登ってみるか」



何故だかそう思った。


つづく。

ではまた❗



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