↑のつづき。
さて、元伊勢内宮⇒天岩戸神社⇒元伊勢外宮と参拝してきたが、この福知山に来た最大の目的は(まあ、仕事なのだが)、
外宮から徒歩30分以上はかかる
『阿良須神社』に行く為であった。
素晴らしい田舎道を雨の中歩いていると、下校中の中学生達から元気よく「こんにちは-!」と声をかけられることが多かった。
見知らぬ大人に挨拶するとは…
なんか一昔前を思い出して、この町の素晴らしさを実感した。
途中、パトカーに乗る警察官にも「何してはるんですか?」と声をかけられた(笑)
「神社に行こうと思いまして」と言うと、
「こんな雨の中歩いて⁉️」と笑われた。
平和な町では私の存在は異質である。
なるべく目立たず、迷惑をかけないようにしよう。
そして…
着いた…
と同時に雨は上がり、急に晴れ間が覗いた。
こんなこともあるもんだ。
「呼ばれていた」と素直に思っておこう。
元伊勢の時はずっと雨だったし。
京都府舞鶴市鎮座の大川神社の祭神は「保食神」なので、同神であろうか。。
石灯籠には鹿だ。
光が射し込んだ。
さっきまでの雨がウソのようだ。
なんて美しいところだろうか。
阿
長い階段を上り終えた。
本殿。
『阿良須神社』
京都府福知山市大江町北有路461
創建年代不詳(好きな響き)。
祭神『神吾田津姫命』
つまり、コノハナサクヤ姫。
しかし、神吾田津姫命という名で祀られているのは初めて見た。
同じく福知山市大江町鎮座の『十倉神社』の祭神も同じく神吾田津姫命である。
この地方には神吾田津姫命あるいは、コノハナサクヤ姫を祀る神社が意外と多い気がする。
請道弘神社は初めて聞く社名だ。
伝承では、海人族の祖神『天火明命』が飢えてこの地にやって来た時、この土地の神に助けられたという。
天火明命は、この土地の神に『蟻道彦大食持命』という称号を与えた。
そう。 「蟻に助けられた」のだ。
阿良須神社の『阿良須(あらす)』とは、「蟻巣(ありす)」が転訛した言葉なのだそうな。
地名の『有路』も、元々は「蟻の路」である。
元伊勢もあるこの福知山から、さらに北には元伊勢籠神社があり、やはり祭神は『彦火明命』。
蟻に助けられた天火明命と同神である。
なぜ、「籠」なのかというと、火明命が竹で編んだ籠船に乗って、海神の宮(龍宮)に行ったからなのだそうな。
さらに相殿の祭神は
豊受大神
天照大神
海神
天水分神。
奥宮もまた、豊受大神。
なんとも懇切丁寧に日本の神様の真実をご説明頂いているような並びである。
福知山の元伊勢内宮はアマテラス、
外宮はトヨウケ。
火明命は『ニギハヤヒ』と同神とされている。
※ホツマツタヱでは別神なので、慎重に考えたいところではあるが。
特に興味深いのは、前述したとおり、この地に伝わる伝承。
天火明命を救った『蟻』の存在である。
すぐに『ホピ族』の伝承が頭に浮かんだ。
ホピの神話では、地球の中心に『アリ』が住んでいる。
ただの「蟻」ではなく、「蟻の人」。
ホピ族が信仰している『アントピープル』である。
ホピの岩絵には『ホピの蟻の人々』が描かれており、長老は岩絵を見れば地下トンネルの場所がどこにあるかわかる…という謎の噂を聞いたことがある。
ちなみに、ホピの言葉で
蟻は、『アヌ』。
友達を『ナキ』と言う。
シュメール神話の『アヌンナキ』そのままだ。
実際に、シュメール原初の神、最高神『アン(アヌ)』の妻は『アンツ』と言われている。
英語で『蟻』のことを指す。
「おむすびころりん」の話ではないが、地下世界って本当にあったのでは…と思っている。
日本神話にも黄泉の国とか出てくるし。
妄想が過ぎたが…
ホントに最高でした。
大好きです。アラスジンジャ。
今日はここ数年で一番歩いた。
本数の少ない京丹後鉄道のお陰である。
大江駅。
福知山は鬼の町。
仕事にしても、福知山の方々はとても温かった。
最高でした福知山。
大好きです福知山。
市章は六芒星である。
次の日は、奈良で仕事だ。
2022/7/19
つづく。
ではまた❗
おまけ。
京都駅に着いて、「龍の玉子」の親子丼食べた🤣
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