↑のつづき。
『ウズ』。
「珍彦(ウヅヒコ)」は、『ニギハヤヒ』と同一神の可能性がある。
『ニギハヤヒ』こそが初代太陽王『天照』であり、太陽神『ウトゥ(ウツ)』。
『太秦(ウズマサ)』の「ウズ」はヘブライ語で「光」という意味があり、光とは太陽の光のことである。
『天の岩戸隠れ』という神話がある。
はしょって説明すると、弟『スサノオ』の悪さに怒ってしまった『アマテラス』が天岩戸に引き篭ってしまい、世界は闇に包まれてしまったのだそうな。
恐らく、史上初の「ひきこもり」の誕生である。
こまった八百万の神々は、あの手この手で『アマテラス』を岩戸から引っ張り出す…というお話。
ここで、「ウズ」の名を持つ女神が登場する。
『アメノウズメ』
岩戸開きの一端を担った神。
芸能の神であり、日本最古の踊り子とも言われる。
天岩戸開きの際には、胸をさらけ出し裸踊りをして八百万の神々を笑わせた。
この描写で浮かんだビジュアルイメージは↓
イナンナ像には↓のような模様が入っているものもある。
トグロを巻いた蛇を上から見たら、こんな感じかもしれない。
『アメノウズメ』を漢字で表すとこうなる。
🍥天鈿女命
🍥天宇受売命
🍥天強女命
「鈿」とは「かんざし」。
『ニギハヤヒ』の別名は、
『天照国照彦火明櫛玉饒速日命』。
「櫛(くし)」という字が入っており、
「鈿(かんざし)」との関連性を感じる。
『イナンナ』は『瀬織津姫』であり、
その配偶神は『ニギハヤヒ』。
『アメノウズメ』が『瀬織津姫』ならば、天岩戸神話の「裸踊り」の解釈は違うものになってくる。
岩戸に篭ったのは『天照大御神』ではなく、『ニギハヤヒ』であったなら、引き篭ったのではなく、「閉じこめられた」のだ。
これが、竜神を『封印』するということなのか…
そして、天皇の祖神と言われる現在の最高神
『天照大御神』に入れ替わったのだとしたら…
『アメノウズメ』は、なりふり構わず、乱れた格好で『ニギハヤヒ』を救い出そうとしたのかもしれない。
恋人や家族が閉じ込められたなら、必死で助けようとするだろう。
世界が闇に包まれたのは、「天岩戸隠れ」ではなく、「岩戸が開いた後」に起こっていた。
それが、『天岩戸隠れ』の真実(かもね)。
「闇」という字は「門」の中に「音」。
沖縄方言では、「音(おと)」は
「ウトゥ」と発音する。
閉じこめられ、封印された本物の太陽神
『ウトゥ(ニギハヤヒ)』を表している。
↓へつづく。
ではまた❗
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