昨年7月に書いたブログ記事を読み返しました。
つい先日、ペコさんのことをボランティア仲間と話していて、昨年感じたことを再度思い出したからです。再掲します。
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離婚しても親友だったタレントryuchell(りゅうちぇる)さんが亡くなって2週間が過ぎた時のタレントぺコ(31)さんのファン向けのメッセージです。ネットニューズで読み、深く共感しました。
ペコさんのメッセージ:
『耐えなければいけない苦しい現実や 残酷なこともたくさん起きる人生です』が、「弱さが1番の強さ 誰もが強く生きていこうとしているけど 自分の限界を知り、弱い自分も認めてあげて」「頑張らないことを頑張る。頑張らないで、頑張る。そう思って生きていきます』
そのようなメツセージでした。

「弱さが一番の強さである」との言葉はすごく大事なメッセージです。
弱さを認め、頑張らなければ、多くの自死者は生きていけたかもしれません。
強くなければ、がんばらなければとの信念が、人を心理的狭窄に追い込み、消えるしかないと思いこむほどに追い詰められたのかもしれません。
少なくとも息子はそうだった気がします。
そして、息子を亡くした直後の私を追い込んだのも強く生きなければとの思い込みでした。弱くてぼろぼろになって、助けを求めていいのです。
SOSを出さなければ、誰もその人の苦しみを救うことは出来ません。
自分がまずは自分を助けることでしか、いのちを救うことは難しい気がします。

自分の弱さを受け止め、自分の限界を知る、それが遺された者のグリーフにとっても新たに生きなおす一歩の始まりだと、思います。
ペコさんはわずか2週間でその大事なことを掴んでおられて、凄い方だと思います。

 

大きな衝撃の中で今生きておられるペコさん、どうぞ「頑張らないで、頑張って生きていってください」と願わずにはいられません。
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あれから8カ月が経ちました。ペコさんはペコさんらしく過ごしておられるようです。気丈に振舞われていても、大きな喪失感を抱えておられることでしょう。

どうぞ無理せずお大事に。

慌てず、焦らず、ゆっくりとお過ごしくださいと祈らずにはいられません。