とき薬なんてあるわけがない、大事な人を自死で亡くしたこの苦しみが消えるわけはないと、思っていました。
でも、
不思議ですが、時を経るにつれ、何とか生きていけることを実感しています。
悲しみ・苦しみが消えたわけではないのですが、痛みを抱えつつも痛みに振りまわされずに、生きていけるようになるのです。
3回忌、7回忌、13回忌ころに少しずつそれまでとは異なる心境になっていったのは、不思議です。
私は仏教徒ではなく、あの子の葬儀も仏教でやってはいませんが、心の一区切りは何故か法事の時期と重なり、少しずつ心の痛みは変化していきます。
今苦しい思いで日々を過ごされておられる方へ、どうか今日一日、今この時間を何とか凌いでくださいね。
神谷美恵子さんの言葉です。
「長い時間の経つうちに 次第に運命のもたらしたものを素直に受け入れるほかはないという、理屈ではなく、全存在で、うけとめられようになるであろう。さらにそういう苦しみや悲しみとともにどうやって暮らしていったらいいかというすべ(術)を身に着ける。長い、苦しい「荒野」での道程である」 (神谷恵美子 「生きがいについて」)
理屈ではなく、全存在で受け止められるようになる、そんな日がいつかあなたにも訪れます様に。
きっとやってきます。
