パタン、これまた本物です。

アド街で取り上げられていた第一亭のパタン。
食べたい!と言うよりは経験してみたい!といった存在だった。

名前の由来はニンニクを包丁で潰す時の音が『パタン』だからとの事。
この響きに引き寄せられてしまったのが実際だったかと思う。

『昼間からニンニクを正面から受け止めよう!』と同僚と美学を確認し、いざ勝負。

同店は昭和34年創業の歴史あるお店。その重厚な歴史とは相反する軽いネーミングのパタン。
このミスマッチがたまらなく良い。
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店に入り、カウンターに陣取り『パタン、2つ!』とオーダーコール。
『え?昼間からは止めた方が良いですよ!』とかなり激しく制止を受けたが、
『良いです。大丈夫です!』と元気良く譲らない。
俺は更に勢い余って『俺は大盛りで!!』とバンジージャンプ・オーダーコール。

その際、大盛りの価格を確認したら『うーん、100円増しで良いよ♪』との事。
(え?時価??もしかして、約半世紀の間、パタンの大盛りを頼んだのは俺だけ???)←心の声
前人未到を達したのかもという誇らしさと無謀だったか・・・と不安が7:3であった。

カウンターでは『パタン』という音を録音すべく携帯をスタンバっていたが、音どころか
行為自体すらも確認する事なく完成。

パタンは平麺(美味!)を油と醤油か何かの調味料で炒めて、その上にニンニクをトッピングしただけの
至ってシンプルな料理であった。
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さすがは大盛り、横から見たシルエットは日本一を感じさせる形です。
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会社に戻って、臭ぇと言われ様が何だろうが、知ったこっちゃねぇ。
3・・・2・・・1・・・バンジ~!!・・・パクっ・・・モグモグモグ・・・美味いっ!!!

麺のコシ、麺をコーティングしてるつゆ、喉ごし。そして、これでもかとアピールしてくるニンニク。
全ての素材が奏でるハーモニーとは間逆で、麺・つゆ・ニンニクがそれぞれソロとして別の曲を歌っている感じ。
でも、そのパワーがぶつかり合って、口の中で新感覚の美味しさを体感させてくれる。
パタン、そんな料理でした。

〆には一緒に付いてくるモヤシとニラの入ったスープ。
ここに来てニラか・・・ふっ、とどめだな。バンジ~!!
一気に飲み干す。大満足♪

平日の昼間から果敢にパタンに挑んだスーツ姿の2人に興味を持ったのか、
店のオバチャン×2と大将が結構、話しかけてくれた。

その中でGetした得ダネ情報。
もともと賄い飯であったパタン。他にも裏メニューは無いかと聞いてみた所、無いとの事。
ただ、スープのダシに使う鶏の頭と足(肉球)なるものをお店の方は食べてるとの情報をキャッチ!
今度は夜に来て、更に前人未踏の裏メニューに挑戦してみたいと思います。

なお、会社に戻った後は(口を開けたら、ピッコロ大魔王みたく破壊力のある光線が出るな・・・)と
口を真一文字にして、定時まで頑張った事を追記しておきます。
※営業職の方は夜、食べる事をオススメします

以上