なんかいろんなものが凄まじい勢いで崩壊していく様を同時代的に見ている感がある。崩壊自体は何もいまに始まったことではなく1980年代を境になだらかに続いてきたから、まるで社内の嫌な奴のようにある意味慣れっこで済んでいたが、最近の勢いはいよいよまたひとつ転換点が近いようにも感じられ、その先に予想される反動あるいは混乱を、見慣れぬものに対する期待よりむしろ不安に感じるのは年のせいもあるのだろう。そうしたものを手なずけてその先に進める人材が世に埋もれぬことを願うばかり。

 

nogawan