朝起きて、まさかのノートルダム大聖堂が火事というニュースの、現地からアップされる様々な動画に、燃えさかる大聖堂を遠まきに聖歌を歌う人々が映っているものがあって、もとより聖歌は歌というより祈りと考えられるとしても、まだ火が燃えている最中に歌が歌われていることに、かの国の音楽の在り方のようにものを改めて考えさせられ、もしこの国だったら、こんなときにちゃらちゃら歌なんか歌ってるんじゃねぇと殴られたりするかも知れないなどと思う自分にも音楽はないように感じられ、また消火活動の脇で歌を歌うという行為に同調圧力の強い国では考えにくい多様性を見せつけられた気がした。

 

nogawan