京都の大学のたてかん云々について、まず、いまだ施設外にたてかんを立てられることに驚く。昨今は風も強いし、あれは結構危ない代物なのだが、それにしても、たてかんに通知文を張りつけていく(そして学生に破られる)職員が終始無言で、いやはやその姿は贔屓目にもどこかの役人丸出しといった風情で、人間なのだからせめて何か言えるはずだし(私立では考え難いかも)、そもそも撤去を決定したなら何時までに撤去するという通知を出せばそれで済むことであって、精魂込めて描いたたてかんにわざわざ通知文を無言で貼り付ける行為は、事情がどうであれ、相手が誰であれ、スマートとは言い難いように思われる。学生は革新的のように見えて実はサークル活動など先輩のやり方を無条件に踏襲するといったように、案外、保守的な面もある。いずれにしても、依然田舎臭さの抜けない東国に比べ、新しいものを巧みに取り入れるという意味で、京都の一流店などは伝統との付き合い方が上手と言われるところであり、果たして、どんな風に変わっていくだろう。因みに、大学1年生の頃は何枚もたてかんを描いたが、立てるにあたって、風による倒壊の危険性を過度に意識した記憶がない。やるべきことはしっかりしていたのか、それとも当時は風が弱かったのか。そのくせ働いていたときには、少しでも風が吹けば大騒ぎしていたのだが、まぁ、大騒ぎしていられただけ幸せだったということなのだが。

 

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