大阪って、やっぱりすごい。
先日、卒業式の国歌斉唱の際に、教員が実際に歌っているかどうか、その口の動きを監視した、ということがあったが、それに違和感を覚えた大阪市内の高校教員が、なんと「腹話術の合唱団」を結成し特訓しているというのだ。
なるほど。
口を閉じて歌うことが可能となれば口元チェックは意味がなくなる。
何にせよ、このバカらしさ加減は実にいい。
ユーモアでもって不遇の事態を打開してきた民の遺伝子を感じた。
「笑い」の遺伝子が確実に大阪人のなかに存するのを見た気がした。
東国は、つまり武士の国であり、畢竟役人の国である東国では、何につけ四角四面を旨とするところがあるから、まず出てこない発想のような気がする。
記事にした東京新聞のセンスもいい。
今日から新年度。
もう4月である。
桜が咲かないからいいか、なんて思っていてはいけない、のである。
電車のなかも心なしか顔ぶれが新しい、ような気がした。
最近、吉祥寺が大変なことになっている。
電車が吉祥寺に着くと、途端に車内がからっぽになる。
それ位、いっせいに人が降りるのである。
便利な街であるだけに最近の異様な混雑ぶりはちょっと残念。
4月はさらにすごいことになるのだろう。
おじさんはしばらく敬遠しようかと思っている。
nogawan